パノラマ
戦国時代に、斎藤妙椿の居城となった顔戸城の最寄り駅
顔戸駅は2018年の10月1日に、開業から90周年となる節目の日を迎える予定です。駅ができたばかりのころは、今はなき東美鉄道に所属していました。駅が職員不在の状態で運営されるようになって久しく、すでに60年を優に超える歳月が流れています。駅員が常駐しない体制で長年運営されていることからもわかりますが、駅の周囲はとても閑散としています。特に駅の南側は建物の密度が著しく低く、開放感でいっぱいです。駅の北側は戸建て住宅がけっこう固まっており、ちょっとした集落がつくられています。駅の西側は東海環状自動車道が南北を突っ切るように敷設されています（インターチェンジにはわりと近いため、遠方へ車両を用いて出かけるときはとても便利です）。この車道とクロスする形で、中山道が東西に走っています。このほか、顔戸駅は国道21号線に近いのですが、この車道に設置された道の駅もまた近距離圏内にあります。バス乗り場には、町営のコミュニティバス（実際の運行元は、東鉄バスですが）がやってきます。顔戸駅は、名鉄広見線の管内にある駅です。終着駅である御嵩駅と2区間しか離れていません。とはいえ乗り換えの可能性がある駅はすべて発着駅方面に所在します。最寄りの乗り換え場所である新可児駅は2区間先に現れます。新可児駅ではJRの太多線への乗り換えができます。また新可児駅では特急およびミュースカイに乗り換えて、高速での移動を狙うこともできます。発着駅である犬山駅まで行けば、犬山線・小牧線の利用が可能となります。顔戸駅は人口が少ない土地に所在する駅のため、利用率は毎年きわめて低調です。1日あたりの乗降客数は、過去四半世紀を通して100～300人の間で推移しているものと推測されています。なお20年前と比べると、昨今はやや減少しています。顔戸駅を取り囲む土地は、民家が建ち並ぶ場所が限られています。介護施設を探すときはその点を忘れないようにするほうが時間を無駄にしません。最初のうちは駅から3～4キロくらいを目安にするとよいですが、いずれはもっと距離を拡大して、たとえば10キロ前後離れた位置にある施設にも注目するようにするとベターでしょう。施設のジャンルについては、何と言っても住宅型有料老人ホームの勢いが顕著な地域です。それ以外となると、グループホームあたりが考えられそうです。人口密度が低い地区の美点は入居費用が安くなるチャンスがあることですが、顔戸駅の近隣もご多分に漏れません。 画像の一部はwikipediaから引用しています
