緑あふれる公園と、春になる桜が満開になる川の近く
かつては岐阜大学の農学部・工学部キャンパスの最寄り駅であり、「農大前駅」次いで「岐阜大学前駅」という名前が住民の間に定着していた市民公園前駅。大学の移転と各務原市直営の公園のオープンを経て、平成の初めに現在の名前に改まりました。各務原市民公園は、岐阜大学のキャンパスの空地を整備して完成されました。市民公園前駅からは歩いて10分程度の距離にあります。散歩をマイペースで楽しめる場所として近隣の高齢者には根強い支持を受けていますが、春先になると花見客でごった返します。これは、近くを流れる新境川の両岸が桜の名所として有名なためですが、花見客は公園の中にも大量に集まるのが恒例です。また公園内には市立図書館も建てられており、読書を目的とした利用者もたくさんいます。市民公園前駅は、名鉄各務原線の管内にある駅です。高速で運行される列車はまったく停車しないのですが、両隣にある新那加駅および各務原市役所前は急行と快速急行が常に停まる駅に指定されています。新那加駅に関しては、JRの高山本線への乗り継ぎ目的でもさかんに使われています。このほかの乗り換え場所とは少し離れています。名電各務原駅まで行くと、同様に高山本線に乗り換えることが可能です。これらの駅を除くと、乗り換えは発着駅ないし終着駅でのみ可能となります。名鉄岐阜駅まで行けば名古屋本線や東海道本線に、新鵜沼駅まで行けば犬山線への乗り換えができますし、どちらの駅でもこれまた高山本線に接続しています。市民公園前駅の利用率は、だいぶ前から低い水準で推移しています。1日平均の乗客数は、100~200人台だと推測されていますが、安定感が強いという結果に結びついていることは否定できません。市民公園前駅の周辺は、現在は平穏な市街地となっており、介護施設などをつくる場所としては好ましい状態になっています。しかし施設の誘致などには多数の問題が付きまとうこともあり、施設数の増加にはまだ時間がかかりそうな見込みです。とはいうものの、駅から1.5キろくらいの範囲で立て続けに、定員に空きがある施設を発見できることもまた事実。グループホームについては特にチャンスがありますから、認知症を発症しているケースなら願ってもないチャンスの到来かもしれません。高額なコストを要求される施設は少数派で、残りは月額使用料が10万円かそれを軽く超えるくらいの金額で間に合うところがほとんどのようです。























