数十年前から、静かでリラックスできる環境のままです

時代が大正から昭和に移り変わる時期に開設された二十軒駅は、2016年の夏の盛りに、開業から90年目となる記念日を迎えました。駅名の由来は、駅の周囲に人家が極めて少なかった事実にあると伝えられています。現在はその頃と比べて住民がずいぶんと増えていますが、依然として静かな土地であることに疑いの余地がありません。
二十軒駅の西南方向の土地は、大半が自衛隊の岐阜基地の敷地で、宅地はそれ以外の場所に延びていますが、駅の北側はJRの高山本線の線路を境に、農地や空き地が広がる一帯に入ります。その間を抜けて北上すると山地に当たりますが、その少し手前に各務原スポーツ広場がつくられています。二十軒駅のそばにおかれているバス停留所にやってくる路線は、市営のコミュニティバスです。
二十軒駅は、名鉄各務原線の管内にある駅です。高速で運転される列車はすべて通過する駅ですが、両隣に快速や快速急行が停車する駅があります。そのひとつ、名電各務原駅は高山本線への乗り継ぎが可能な駅です。
管内にはほかにも高山本線への乗り換え場所となっている駅が3ヵ所。終着駅である新鵜沼駅もそのひとつですが、この駅では犬山線への乗り継ぎも可能となります。
二十軒駅が立地する地域はしごく平穏なエリアであることから、利用率ははるか昔から総じて低いまま変わっていません。1日あたりの乗降客数は平成に入ってからの調査によれば、1,000人に満たない年がほとんどであると考えられます。これは、管内では低いほうから数えて上位5位以内に安定してランクインできる結果です。
二十軒駅を起点として介護施設をチェックしたくなったときは、駅から5km位の範囲を細かく見ていくことが大事です。駅からの距離や方角について、はっきりとした特徴は見当たりませんから、なるべく隅々まで見ていくほうが、大切な施設を見落としてしまう失敗を避けられます。
施設に関しては、グループホームが占める割合がとても高く、このため、入居料金の平均額はだいぶ安価になっています。入居一時金と月額使用料を合計しても20万前後くらいなります。見学や体験入居を歓迎する体制で運営されているところが多いですから、気になるところが出てきたらすぐに問い合わせたほうが良いでしょう。