江吉良 駅が再開して以後も、静かな土地が残っています
江吉良駅は、きわめてユニークな歴史を持っている駅です。開設された時期をさかのぼると戦前にたどり着きますが。終戦の少し前に一度運営が休止されています。ただし完全な廃駅とされることはないまま設備が残され、日本がバブル経済期に突入する少し前に運営が再開されました。その後今からおよそ10年前に、周囲の駅・線路の高架化に伴って江吉良駅も構内全体がリニューアルされました。江吉良駅の周辺は、平穏な市街地ですが人口密度は特に高いというわけではありません。人家の合間に商業施設などが少数みられるという按配です。駅の東側には、数分歩くと野々宮神社や福安寺といった寺社仏閣が存在します。江吉良駅は、名鉄の竹鼻線と羽島線に属する駅です。竹鼻線の管内においては、事実上終着駅といった立場に該当します。管内における乗り換え地点は、発着駅である笠松駅しかありませんが、短い路線ということもあって目指す際にあまり乗車時間は必要となりません。笠松駅で下車すると、名古屋本線への乗り換えが実現します。なお羽島線は目下、所属する駅がふたつしかありません。隣接する新羽島駅ではJRの東海道新幹線への乗り継ぎを実行できます。江吉良駅は、運営が再開されてから一貫して駅員が派遣されない状態で運営されています。これについては、利用率が限られていることが最大の理由です。実際に江吉良駅の利用率は過去30数年を通じてずっと低水準で推移しています。しかし平成初期の段階と比べると、昨今はだいぶ上昇しています。1日あたりの乗降客数は、20年以上前にさかのぼると300人に達していませんでした。しかし近年の記録では1000人を超えており、数倍に増加している様子がしのばれます。江吉良駅を起点として介護施設を探すときは、駅から1~5キロくらいの範囲を徹底して探し回ることがおススメです。駅から2キロ以内といった比較的近い距離となると、目にとまる施設はおそらくあまり多くはならないでしょう。しかし2キロを過ぎたころからだんだんと施設数が増えていきます(なお公営の施設もそこそこ営業していますが、収容可能人数に注意しましょう)。施設のタイプに関しては、グループホーム・住宅型有料老人ホームが多く、特に前者は軒数が豊富です。したがって認知症を抱えている場合なら好きなだけ比較・検討ができるでしょう。入居コストも平均して非常に安く、月額使用料の相場は10数万円です。



































