美術館や科学館、図書館と文化的な施設に囲まれています

駅の周囲については、駅舎や線路のすぐそばまで平坦な市街地が迫っている土地柄です。駅から1キロを超えたところに県庁があるほか、目立つ公共の施設がいくつか点在しています。県営の美術館や県立図書館などとあまり離れていない点は、高齢者の余暇を豊かなものにしてくれる特長となりそうです。
西岐阜駅に降りてバスやタクシーに乗るときは駅前でつかまえることができます。バスについては現在、市営のコミュニティバスが2種類運営されています。また、岐阜大学や大学病院に向かうスクールバスが2007年から走っています。これには病院が目的の場合は格安料金で乗れますから覚えておくと何かと役に立つことでしょう。
西岐阜駅は、JRの東海道本線に所属する駅です。すぐ隣には岐阜駅があります。岐阜駅は、高山本線への乗り換えを行える場所として重要です。また名鉄の路線が2種類(各務原線および名古屋本線)使える点も同様に重要でしょう。なお反対方面で目立つ駅に、大垣駅があります。この駅は樽見鉄道の樽見線と接続していますし、養老鉄道の養老線への乗り換えも簡単に終わります。
西岐阜駅の利用率は、この10年間を通して堅実に成長しています。1日平均の乗客数は、2007年に5000人台に、そのわずか2年後には5500人を突破しました。2010年代に入ると右肩上がりの成長とは呼べない状況に変わっていますが、また順調な増加に変わる可能性も無視できません。
西岐阜駅の近隣は、騒音などとはおよそ無縁の土地でいっぱいです。したがって介護施設を建設する場所としては理想に近い形といえます。それでもまだ介護施設の増設ははかどっているわけではありません。入居先を探すなら、時間を惜しまない姿勢を持つことが大切でしょう。しかし駅から1~2キロくらいの距離で、定員に空きがあるところを見つけ出すことはそれほど困難ではなさそうです。
サービス付き高齢者向け住宅や介護付き有料老人ホームのような区分の施設が、今のところ中心となっています。入居料金に関しては月額使用料と入居一時金で違いがあります。前者は10~20万円台でOKということがほとんどですが、後者は低額の例から高額になる例までバラバラとなりそうです。