岐阜県総合医療センター(旧県立岐阜病院)が北部にあります
長森駅では設立されて間もなく、旅客の輸送と並行して貨物の運搬が実施されたという記録があります。荷物の取り扱いで高い需要を獲得していた駅ですが、駅の誕生から約半世紀が過ぎたころに貨物駅としての役割に終焉が訪れます。それとほぼ同時に無人化されたことからも、荷物の取り扱い業務の割合がどれだけ高かったのかがしのばれます。現在の駅舎は無人化されてから建造されているため、とてものどかな雰囲気が漂っています。2010年はICカード乗車券「TOICA」の導入に合わせて専用の改札機が設置されました。長森駅は利用率が著しく低い駅ですが、プラットホームに降り立つとその事実は容易に納得できます。どちらの方角を向いても、建物の密度がきわめて低いのです。もっとも北側・南側どちらを目指しても短時間で集落にアクセスできますが。長森駅のそばで目をひく施設を探すとしたら、北側にある岐阜県総合医療センターを取り上げるのが妥当でしょう。この施設は、もともとは県立の病院だったため住民の間では古くから親しまれています。駅から歩くと10分以上の時間を要しますが、バスで行くこともできます。長森駅は、民間のバス事業者が進出している地域ではありませんが、駅の南側に置かれた停留所に市営のコミュニティバスが乗り入れています。このバスを使うと、「イオンモール各務原」のような大型のショッピングモールにも楽々と出かけられます。長森駅は、JRの高山本線に所属する駅です。長森駅は発着駅である岐阜駅と隣接しています。岐阜駅を経由すると、東海道本線や名鉄本線への乗り継ぎができます。反対方向については、鵜沼駅が最短時で行ける乗り換え地点となります。鵜沼駅では、名鉄犬山線や各務原線への乗り換えができます。もっとも名鉄各務原線の利用は、長森駅から約メートル南進すると現れる、手力駅を目指すだけでもじゅうぶんなのですが。長森駅を起点として介護施設に入居したいなら、駅から数キロ離れたエリアを徹底して探す姿勢が求められるでしょう。少なくとも、駅から数百メートルの範囲で落ち着ける施設を見つけ出すことはきわめて困難なことなのです。駅から5キロ以上、できたら10キロくらいの広大なエリアを、たっぷりと時間をかけて探すようにしたほうが賢明です。ちなみにグループホームであれば、そのほかの施設よりも見つけられる可能性が高いですから、認知症が進行中の高齢者であればラッキーといえます。
























































