いわき市の名誉詩人の産まれ育った屋敷が残っています
小川郷駅は、旧石城郡小川町の中心部分に位置する駅としてかつて重用されてきました。旧小川町は今からおよそ半世紀前に、現在のいわき市に合併されています。しかしこの駅の歴史はほぼ1世紀に達しているため、その前半部分では自治体を代表する鉄道駅でした。
40年ほど前までは、住友セメントの専用線が敷設されていたため、年度などを運搬する目的のほうが目立っていました。現在の小川郷駅周辺は、主として西側に集落が広がっています。駅の東側にも宅地は延びていますが、駅を出たときに感じるのは農地がもたらす開放感でしょう。
旧小川町の役場は現在市役所の支所として使用されており、駅から数分とかからない位置に所在しています。公営の施設のほかに小川郷駅界隈では、無料で入場できることで有名な草野新平の生家があります。郷土を象徴する文化人をしのぶ文化施設として、今世紀の初頭に開館しました。現在は公園化されています。
小川郷駅は、国道399号線および県道135号線・248号線に挟まれるような形で立地で、JRのゆうゆうあぶくまラインに所属する駅です。発着駅であるいわき駅とは10キロしか離れていません。いわき駅で下車すると、常磐線への乗り換えができるため東北地方から関東南部まで、行動範囲はがぜん広くなります。
管内にはもう1ヶ所乗り換え先がありますが、それは終着駅である郡山駅になります。郡山駅では在来線が3種類(東北本線・磐越西線・水郡線)、それから新幹線が2種類(東北新幹線・山形新幹線)利用できます。
小川郷駅は、時代が昭和から平成に移行して間もないころから無人化されています。駅の利用率は近年、調査されていません。10年ほど前のデータを参照すると、1日ごとの乗客数は200~400人の間で上下していた形跡がうかがえます。
小川郷駅の周辺は、人口密度が数十年前から低い状態のままほとんど変化していません。介護サービスのニーズは高い様子が見られるのですが、介護施設自体はまだそれほど増えていないようです。そのため、駅から5キロくらいの場所にある施設に早い段階から着目することがおすすめです。
施設の区分に関しては、グループホームなどで主に占められています。入居料金については、月額使用料・入居一時金ともに平均額が10万円台に落ち着くものと推測できます。少し高い場合でも、どちらの額も20万円以内に収まる施設もあります。
































