いわき市の郊外に広がる、閑静な市街地です

炭田が下火になると駅の需要もそれに比例するように低下したため、30年ほど前から職員が常駐しない駅に仲間入りしています。赤井駅は、国道399号線や県道248号線の近くに所在する駅です。駅前に置かれたバス停留所には、新常磐交通が運行する路線バスがやってきます。
赤井駅のプラットホームに降り立つと。駅舎・線路の東側と西側とできわめて対照的な風景が広がっていることがひと目でわかります。駅の西側は建物がほぼゼロに近い風景がずっと広がっているのですが、東側はありふれた戸建て住宅がたくさんかたまっている風景が視界に飛び込んできます。
赤井駅は、JRの磐越東線の管内にある駅です。発着駅であるいわき駅はすぐ隣にあり、この隣駅を介してJRの常磐線に乗り換える客は、利用客の大半を占めています。これ以外の乗り換え場所は、終着駅である郡山駅しか見当たりません。郡山駅とは80キロ以上離れていますが、この駅まで行くと乗り継ぎできる路線はJRの在来線から新幹線まで、多様です。在来線については東北本線・磐越西線・水郡線です。新幹線については東北新幹線と山形新幹線の2種類に乗り換えできます。
赤井駅の利用率は、だいぶ前から非常に低調です。周囲の住民が鉄道に依存しない生活(車両通行は重視される傾向にあります)を送っていることも、おそらくその一因でしょう。1日あたりの乗客数を計算すると、今世紀は100人前後を連続して記録していたことがわかります。
赤井駅の近くで介護施設を探すときは、駅から少しずつ距離を広げていってもいいでしょうし、最初から5~6キロくらいの範囲を設定して探すという手段を選んでもいいでしょう。駅から数百メートルといった好立地に建てられている事例は非常に少ないようですが、駅から1キロを過ぎると、少しずつ施設を見つけられるようになります。
施設の種別に目を向けると、グループホームが圧倒的に多いことは明白です。認知症を発症しているときは、入居先の選択肢はじゅうぶんな量になるでしょう。それ以外の種別に関しては、介護付き有料老人ホームやケアハウスなどに出会えるチャンスがあります。入居費用については、月額使用料・入居一時金ともに10~15万円くらいが相場となっています。