北側は工場地帯ですが、南側は普通の住宅街です
北九州市内でいちばんの人口を擁する、八幡西区。北九州工業地帯の一部として今なお、地域の経済を支える一帯が含まれています。洞海湾の沿岸に位置する熊西駅の周囲は、その典型と呼べるでしょう。
熊西駅は、2014年の梅雨の最中にちょうど開業から1世紀が経過しています。長い間旅客駅としてではなく、路面電車が乗り入れる停留場として運営されてきました。通常の鉄道駅となったのは前世紀が終わる直前のことです。
熊西駅は、北側を走る黒崎バイパスと、南側を走る国道2号線に挟まれています。そのほか県道273号線や50号線にも、短時間で乗り入れできる位置にあります。また南東方向にしばらく移動すると、やがて北九州都市高速道路4号線が視界に入ります。
駅の北側は、洞海湾とは目と鼻の先です。北側には、太陽インキ製造や三菱マテリアルといったそうそうたる大企業の工場が並んでいます。南側は、駅の目の前から住宅が広がっています。商業施設や公営の施設、文教施設などが各地に点在しています。緑の多いイメージがある土地ではありませんが、駅から南西方向にしばらく進むと皇后崎公園が見えてきます。
熊西駅は、筑豊電気鉄道線の管内にある駅です。この路線は、八幡西区から中間市を通って野方市までをつないでいます。乗り換えができる駅は発着駅しかありませんが、その黒崎駅前駅と熊西駅とは1キロ未満しか離れていません。黒崎駅前駅では、JRの鹿児島本線または福北ゆたか線への乗り換えが可能です。
熊西駅の利用率については、長いこと調査があまり行われてこなかった模様です。それは、長い間路面電車の停留場だったこと一因と思われます。1日平均の乗降客数の推移を探ることは難しいのですが、現在は500人前後と見積もられています。
熊西駅は、工場地帯と面しています。介護施設をご検討の場合、その立地条件に気を付けて検索したほうがいいでしょう。駅から2キロ以内といった近場に区切って探しても、施設は多く出てくるはずです。それでも条件など納得がいかない場合、数キロ単位で距離を広げていくとよいでしょう。
施設の種別に関しては、グループホーム・介護付き有料老人ホーム・住宅型有料老人ホームなどが混在しています。特にどの施設が「たくさん建てられている」といった特徴はなさそうです。入居一時金が数十万円かかる事例が多いようですが。月額使用料なら10~15万円でOKというパターンが目立ちます。




















