飯塚市は文化ある商店が多い街

飯塚市は、福岡県の中部に広がる筑豊地方・飯塚都市圏の街です。
筑豊地方の中心地で、飯塚オートレース場が有名。
筑豊で最も人口が多く、福岡県でも福岡市、北九州市、久留米市に次いで4番目に人口が多いです。
長崎街道(シュガーロード)が通っており、飯塚宿や内野宿のある宿場町として賑わいました。
長崎街道のおかげでお菓子の文化も深く、「名菓ひよ子」や「銘菓千鳥饅頭」亀屋延永の石炭を模した羊羹「黒ダイヤ」など銘菓が多いのも特徴です。
現在は新飯塚辺りが中心エリアですが、吉原町・本町・東町は江戸時代の宿場町から続く商業の中心地で、アーケード街や歓楽街があります。
飯塚駅周辺は個人商店が多く、弁分や柏の森エリアは主要道路の沿線に商業施設が並んでいます。
市内には介護付有料老人ホームや住宅型有料老人ホームも誕生し、日中はカラオケなども楽しめます。
全体的に買物や飲食ができる店も多いので、シニア世代も暮らしやすいでしょう。
元々、弥生時代から稲作が行われていた歴史あるエリアであるため、古墳も点在。
近代に入ると筑豊炭田で発展しましたが、炭鉱の閉山後、人口が減少していました。
近年は近畿大学や九州工業大学が飯塚市内にキャンパスや付属の学校を設立したため、人口は再び増加傾向に。
最近は再び減少し、2015年には12万9,146人だった人口が2023年には12万5,753人に減少しました。
市内にはJR九州「筑豊本線」「篠栗線」「後藤寺線」「福北ゆたか線」が通っており、福北ゆたか線では博多駅方面や、小倉・門司方面に行くことができます。
高速道路はありませんが、九州自動車道若宮インターチェンジ(IC)や福岡IC等が比較的近いです。
田川方面へ抜ける八木山バイパスも無料化されたので、ますます車での移動が快適になりました。
市内にはバスも走っており、全ての路線バスが「飯塚バスターミナル」やその近くにある「飯塚」「飯塚(第3)」停留所に止まります。
福岡の商業中心地「天神」などに向かう特急バスや、博多駅・福岡空港方面へ向かう急行バスもあるので便利です。
バスの種類も豊富で、西鉄バスやJR九州バス・飯塚市コミュニティバス・塚街なか循環バス、予約乗合タクシーが利用できます。
飯塚市は、嘉穂劇場や炭鉱王である旧伊藤伝右衛門の邸宅など見どころも多く、昔ながらの街並みも残ります。
三郡山・砥石山を始めとした山々が連なり三郡山地を形成しているため、美しい緑もご覧いただけます。
シニア世代におすすめの街です。