閑静な住宅街が連なるエリアで、のんびりと過ごしましょう

そうした特徴はこの数年の駅の利用率にも顕れています。西牟田駅の1日あたりの乗客数は、安定しているものの少な目だからです。500人に達しない年が多いと推定されています。
ただしはっきりとした需要がある駅であることに間違いはなく、約20年前から職員がもう一度配置されるようになった事実からもその点はうかがえます。実際に、通勤や通学を目的とした客層が存在し、平日の朝や夕刻などに駅にアクセスするとその事実は一目瞭然です。
西牟田駅の周囲が静かな土地であることは明らかで、昔から立ち並ぶ民家でいっぱいです。老後の住まいを構える場所としては条件が整っています。西牟田駅付近にバスの乗り場はありませんが、国道209号線沿いに停留所が置かれています。西鉄バスが管理する路線を利用できます。
西牟田駅は、JRの鹿児島本線の管内にある駅です。快速列車などは停車しませんが、両隣をはじめ近くには快速・準快速が停まる駅が並んでいます。そして2区間離れた久留米駅と筑後船小屋駅は、久大本線や九州新幹線への乗り換えできる場所で便利です。そのほか、長崎本線と接続している鳥栖駅や天神大牟田線と連携している大牟田駅は、さかんに利用されている駅です。
西牟田駅の周辺は、古くから暮らし続けている住民が今なお多く残る土地です。そして少子高齢化の波は、筑後市においても決して他人事ではありません。施設に入居して介護を受けたいと考えている世帯は確実に増えていますが、今のところ特別養護老人ホームなどに対する希望が顕著な模様です。
しかしこうした公営の施設の収容状況は慢性的に厳しく、民営の施設を利用する方向で考えることも大切です。西牟田駅のそばでそのような民間の事業者が関与する施設を探す場合、駅から8~9キロくらい離れたあたりまで思い切って調査範囲に含めたほうが正解です。駅から近い場所だけでは、どうしても確認できる施設の数が不足すると思われます。
駅から遠く離れた施設を敬遠する考え方があることは事実ですが、タクシーなどを使えばアクセス面での問題はありませんし、施設の大きさという面ではかなりのアドヴァンテージがあります。それに入居費用についても安めに収まる可能性が高いです。