温泉や植物園、そして島などの観光資源がすばらしい地域
2014年の夏に、開業から90周年となる節目の日を迎えた太海駅。30年ほど前から、市に管理業務が一任されています。駅舎を大きく改修する工事は行われてきませんでしたが、老朽化防止の観点から全面的に塗装されています。
太海駅の所在地は、東側の海岸と西側の山林地帯に挟まれた、小規模な平地です。駅の東側は海岸まで宅地化されています。駅の西側は、山のふもとを活用して「多目的公益用地」になっています。特に城西国際大学の観光学部のキャンパスや、早稲田大学のセミナーハウスなどが有名です。
駅から海岸に沿って南下していただくと、じきに温泉や旅館などが集まった一角にアクセスできます。春になると観光客が押し寄せる「太海フラワーセンター」もこの近くにあります。この地区は眺望の良さで知られており、「新日本百景」に選ばれた仁右衛門島や鴨川松島の絶景をご堪能いただけます。
太海駅は国道128号線に近い駅。駅前の広場にてご利用可能な路線バスは、すべて日東バスグループの手で運行されています。太海駅は、JRの内房線の管内にある駅です。隣駅である安房鴨川駅は、この路線の終着駅です。そして、外房線へのお乗り換えができる駅でもあります。
上り方面では、約30キロ先にある館山駅で特別快速列車へのお乗り換えが可能です。木更津駅では久留里線に、五井駅では小湊鉄道線へのお乗り換えができます。内房線の発着駅は蘇我駅です。蘇我駅に到着しますと、外房線および京葉線のご利用ができます。
太海駅の利用率は、県内では低いほうに入るといわれています。1日あたりの乗客数は、過去四半世紀を通して低下の一途をたどってきました。最後に200人以上を記録したのは1994年のこと。2003年以後は、100人を超えた年は1度だけです。2010年代に入ると、平均して65~70人前後という計算結果が出ています。
太海駅の近隣に建てられている介護施設にご興味をお持ちの場合は、駅から5~6キロ離れたところまで視野に含めることがポイントです。とはいえ、駅から遠ざからないと施設がまったく見つからないという意味ではありません。駅から徒歩15分以内、または20分以内の位置で開業しているケースは多少なら容易に見つけていただけます。
施設のジャンルについては、グループホームと介護付き有料老人ホームに関心を向けていただくと、大幅に探しやすくなるでしょう。その中には豪勢な建物や庭園、居室や共有スペースを準備しているところがあります。














