上北郡六戸町は青森シャモロックや大玉ニンニクで有名な自然豊かな町

上北郡六戸町は青森県の町。
1889年町村制施行により、柳町村、鶴喰村、上吉田村、下吉田村等の7つの村が合併して上北郡六戸村が誕生。
957年町制施行に伴って「六戸町」となりました。
青い森鉄道の「青い森鉄道線」が通っていますが駅はなく、隣接する三沢市の「三沢駅」や、おいらせ町の「向山駅」まで行く必要があります。
東北新幹線も通過するのみです。
しかしその分、十和田観光電鉄、JRバス東北の「おいらせ号」、六戸町民バス等の路線バスが町内を走行。
町民バスセンターを中心に「道の駅ろくのへ(メイプルふれあいセンター)」等を巡っています。
車道としては、「第二みちのく有料道路」が六戸インターチェンジから、上北自動車道も六戸三沢インターチェンジから乗降可能。
十和田バイパス等の一般道も整備されています。
上北郡六戸町は、山や湖などのない平坦な地形が特徴で、町内を東西に奥入瀬川が流れ、川の周囲は農地となっています。
長芋やニンニク、特産地鶏「青森シャモロック」等が名物で、特にニンニクは「日本一の大玉ニンニク」で有名です。
余り雪も降らず、穏やかな気候なので「過ごしやすい」といった声も聞かれる町で、農業が主要産業ですが、金矢工業団地といった工業団地もあります。
そのため、人口は安定しており、1970年10,193人、1990年10,615人、2010年10,241人、2015年10,423人…と、人口1万人を維持しています。
2015年の国勢調査では人口増減率が1.78%と増加していることが分かり、青森県内40市町村の中で増加率が1位となりました。2023年の調査では10,836人となっています。
ちなみに青森県内で人口が増加しているのはおいらせ町と上北郡六戸町だけです。
町内には警察署や消防署、保育園や小中高等学校、金融機関、診療所や歯科医院、調剤薬局等々…生活に必要なスポットも揃っており、人口増加も頷けます。
また、町指定文化財の旧渋沢邸や古牧温泉のある「星野リゾート青森屋」や、熊野神社、舘野公園等の観光スポットも点在。
特に舘野公園は青森県南部地方でも指折りの桜の名所で、ヤマザクラなどが楽しめます。
加えて、350年の歴史を誇る今熊神楽、鶴喰鶏舞、上吉田南部駒踊りといった伝統的なお祭りも多い町です。
近年、町内にはサービス付き高齢者向け住宅やグループホームシニア向けの住まいも徐々に増えました。
サービス付き高齢者向け住宅は少人数制なので「スタッフさんが一人一人の顔を見てくれる」と好評。
グループホームは豊かな自然の中で静かに暮らせるでしょう。