大間のマグロを思う存分召し上がっていただけます

青森県の最北端に位置する、大間町。
下北半島の中では西北端にある町です。
同じ下北郡に属する佐井村・風間浦村に東西を挟まれているほか、南端でむつ市と接しています。
北側の海岸線が面しているのは津軽海峡です。
対岸の北海道にある函館市とは現在、海上国道で結ばれています。
快晴の日であれば、海の向こうに函館市の街並みが確認していただけきる可能性は高いです。
大間町は、北部と南部でかなり対照的な風景を持っています。
南部は、恐山山地につながる緑あふれる山々や丘陵地が目立ちます。
しかし北部から西部にかけての沿岸地帯は、低地が多いことから早くから集落が発達してきました。
沿岸部にみられる漁港では、魚介類や甲殻類、海藻類など豊富な海の幸が毎年大量に水揚げされています。
その中でひと際有名なのは、マグロです。
大間のマグロは全国区で人気を博しています。
このマグロを目当てに集まる観光客は、近年非常に増加しました。
大間崎は、本州最北の岬。
この岬は大間漁港やマグロの一本釣りができる漁場に近くにあります。
沖合にある弁天島は、大間崎灯台が建てられていることで知られています。
この灯台は白と黒の目立つ外観をしており、しばしば観光用の写真の被写体となってきました。
大間町では温泉のご利用も可能です。
この温泉郷は30年以上前に発掘されたもので、本州最北の温泉と呼ばれています。
現在は、町が直接運営している保養施設にてご入浴いただけます。
大間町は鉄道が敷設されていない村です。
町民はタクシーやバスといった交通サービスを活用しながら生活してきました。
路線バスに関しては、下北交通が手掛けるサービスをご利用できます。
幹線道路については、国道279号線や338号線が便利でしょう。
なお大間港からは津軽海峡フェリーが発着しています。
このフェリーにお乗りになると、函館まで短時間でご到着可能です。
大間町の人口は、昭和末期から顕著な減少傾向を見せていました。
その後2000年代後半に、一時的な回復傾向を見せます。
現在は再度減少に転じており、2023年の調査直後は4,870人という結果が公表されました。
高齢化率に関しては同年に、36.4%という記録が残されています。