むつ市は恐山が有名な本州最北端の都市

むつ市は青森県東北部の街。
下北半島に位置する本州最北端の都市で、南は陸奥湾、北は津軽海峡に面しています。
東南エリアには下北丘陵が広がり、大平・田名部・大湊に人口が集中。
市の中央には釜臥山を主とした恐山山地が連なります。
1960年に「大湊田名部市」から「むつ市」に改名。
日本で初めての市名に平仮名を使った都市です。
2005年の市町村合併により、県内最大の自治体になりました。
市域は青森県の総面積の約11%を占めます。
1980年辺りには人口が7万人を突破していましたが、1990年辺りには7万人を割り、さらに2015年には6万人を割り、2023年の調査では5万3,884人となっています。
人口は減少していますが、周辺地域を含めた「むつ都市圏」のリーダー的な存在です。
市内には商業施設も多めで、スーパーやパン屋、酒屋、海産物店等があります。
大湊港や脇野沢港などの港湾もあり、脇野沢港からはむつ湾フェリー等が発着。
海に囲まれたむつ市では漁業も盛んで、浜奥内漁港、大畑漁港、角違漁港等が漁業の中心となっています。
広い市域の中には「はまなすライン」の愛称を持つ国道279号や、「海峡ライン」と呼ばれる国道338号、国道253号等の一般道路が走行。
国道338号には「リフレッシュセンター鱈の里」等を有する「道の駅わきのさわ」、国道253号には「道の駅かわうち湖」が出来ており、それぞれ賑わっています。
鉄道も通っており、JR東日本の「大湊線」が金谷沢駅・赤川駅・大湊駅・下北駅等から利用可能。
ちなみに下北駅がむつ市役所の最寄り駅です。
バス路線も比較的豊富で、JRバス東北・下北交通バス・むつ車体工業等のバスが市内各地を網羅。
「むつ市役所」停留所から国際興業バスの「しもきた号」に乗れば、大宮や新宿まで直通で行けます。
観光スポットとしては恐山が有名ですが、釜臥山の展望台やスキー場、桜の名所である「水源池公園」、猿山公苑、ダム湖100選に選ばれた「かわうち湖」、むつ科学技術館、蠣崎城など多彩なスポットが点在。
温泉も各地にあり、恐山温泉、奥薬研温泉、むつ矢立温泉、石神温泉、内田温泉、小川温泉等々…銭湯や公衆浴場を入れると大変数が多いのが特徴で、「のんびりつかれて気持ちがよい」と好評のようです。
市内にはサービス付き高齢者向け住宅や住宅型有料老人ホーム等のシニア向けの住まいも誕生。
まだ数こそ少ないですが、各施設がサービスを充実させており人気です。
サービス付き高齢者向け住宅は完全個室で居室にはトイレ・キッチン・風呂完備。
自室でゆっくりできるでしょう。