緑あふれる街並みが大きな特色となっています
赤川駅が誕生したのは今から90年以上昔の大正半ばのことでした。当時は、所在地の名前をとって「田名部駅」として認識されていました。旧下北郡田名部町の中心市街地に向かう馬車軌道の出発点としてさかんに利用されていました。
戦後間もなく現在の駅名に改められ、それから約10年後に旧田名部町が隣接する旧大湊町との合併により消滅します。今から40年以上前から無人化されており、現在はあまり乗客の姿を目撃することはありません。
駅の所在地は新田名部川の河口に近く、南側が大湊湾に面しています(とはいえ、樹木に覆われているためまっすぐに海岸に立ち寄れるわけではありませんが)。集落はもっぱら駅の北側につくられていますが、少し進むとすぐに田園風景が視界いっぱいに広がる一帯に出くわします。
少し便利な場所に移動したくなったときは駅から見てまっすぐに北方向へ、線路沿いに進むなら北東方向へ進むとよいでしょう。特に新田名部川の向こうは人口が多くて発達した市街地となっています。赤川駅は国道279号線に近い位置にある駅。このほか、県道176号線および271号線にもアクセスしやすい場所にあります。
赤川駅は、JRのはまなすベイライン大湊線に所属する駅です。管内では終着駅である大湊駅(赤川駅の管理を担当しています)に近い位置にありますが、よその路線への乗り換えを目指すなら発着駅側に移動する必要があります。発着駅である野辺地駅まで行くと、青い森鉄道線への乗り換えが可能となります。ただし快速列車を使うときは、直通運転が実施されているため一時下車しなくてよい可能性があります。
赤川駅を起点として介護施設をお考えの場合、最初のうちだけなら駅から近い範囲で探してもよいでしょう。若干であれば施設は存在します。しかし施設が目にとまりやすくなるのは、数キロ離れてからです。具体例を出すなら、駅から4キロほど離れると一気に施設とめぐり会える頻度は高まります。少なくとも1度くらいは、10キロ圏内で探したほうがいいのではないかと思われます。時間が許すなら、10数キロ離れたところにも目を向けてもよいでしょう。
施設のジャンルについては、グループホームの多さがとにかく目立ちます。それ以外の民間の施設で注目したほうがよいのは、サービス付き高齢者向け住宅になりそうです。入居コストに関しては、月額使用料と入居一時金の合計額が10万円前後でOKという事例を見つけ出すことができます。

















