八戸港のとれたての魚介類を、朝市で買えます
2016年の夏に、開業から90年目となる節目の日を迎えた陸奥湊駅。開業から数年以内に、貨物の取り扱いを開始しており、長い間セメント工場への専用線が敷設されていました。貨物の運搬が完全にストップしたのは、約30年前です。
陸奥湊駅のシンボルと呼べるのは、駅前に設けられた市営の小売市場です。八戸港に近いという立地条件を活かして、新鮮な海の幸が日曜日を除いて毎朝売りに出されます。この地域では駅前のほかにも盛大な市場が存在します。駅から歩いて10分程度の位置にある館鼻公園は桜の名所として有名な場所ですが、日曜日になるとスケールの大きな朝市が欠かさず開催されています。
このほか、毎年10月に開かれる「イサバのカッチャコンテスト」が人気を博しています。このコンテストは、駅前に建てられている「イサバのカッチャ」の石像にちなんだイベントです。
陸奥湊駅は、県道1号線に近い駅です。駅前から発着している路線バスの大半は、市営のコミュニティバスです。しかし南部バスの路線も若干数運行されています。陸奥湊駅は、JRの八戸線に所属する駅です。管内でお乗り継ぎが可能な場所は、発着駅と終着駅の2ヶ所になっています。
発着駅である八戸駅とは4区間しか離れていません。八戸駅では東北新幹線と青い森鉄道線のご利用ができます(後者については、部分的に直通運転が実施されています)。終着駅である久慈駅にお着きになると、三陸鉄道の北リアス線のご利用が可能となります。
陸奥湊駅は2015年の暮れに業務委託化がスタートしたばかりです。駅の利用率が徐々に下降気味と言えるでしょう。1日平均の乗客数は、2008年までは200人を超えていました。減少傾向はその後も変わっておらず、2015年は今世紀で初めて150人を下回った年となりました。
陸奥湊駅を起点として介護施設をお探しになる場合は、駅から7~8キロ離れたところまで、漏れなくチェックを怠らないようにすることがポイントです。駅から徒歩で簡単にアクセス可能な範囲は、施設がまだ少ないのが実情です。施設が見つかりやすくなるのは、おそらく駅から2キロ以上離れてからになるでしょう。
施設の種別に関しては、グループホームやサービス付き高齢者向け住宅あたりが見つかりやすいでしょう。入居料金については平均してリーズナブルです。月額使用料が10万円程度に設定されている事例が多いですし、入居一時金を支払わなくてよいケースも珍しいものではありません。


