バスの利用が簡単で、施設へ出向く際も有用です

この駅の重要性を高めているポイントはひとつやふたつではありませんが、バスの使いやすさはとりわけ目立つ要素でしょう。駅の出入り口からストレートにバスロータリーに出られる点は格別のもの。
現在は一般のバス事業者は参入していませんが、名古屋市のコミュニティバスが各方面への路線を運行しています。名古屋感情2号線(国道302号線)や愛知県道56号線などが近辺を通っていることの影響も、原駅にアクセスする人の多さを考察する上では軽視できない材料です。
駅の周囲には、天白公園などがありますが、ここが近所の住民の間では最大の憩いの空間となっている模様です。そのほかは学校や金融機関の出張所などが頻繁に目に入りますが、東樹会病院があることは忘れてはいけない点でしょうか。
原駅は名古屋市営地下鉄の鶴舞線に所属しています。終着駅である赤池駅まで2区間しかありませんが、この駅まで行くと名古屋鉄道の豊田線に乗り継げるというメリットがあります。もっともわざわざ乗り換える必要が感じられるとは限りませんが(直通の列車の運行も実施されています)。現在の鶴舞線は全部で20の駅がありますが、発着駅である上小田井駅まで行くと、そこでは名鉄犬山線、あるいは東海交通事業の城北線の利用を実現できます。
この駅の利用率はある時期に「少しずつ上昇している」ことが明らかになり、ちょっとした話題を集めました。1日平均の乗客数は、2005年に10000人を、2006年に11000人を超えました。もちろん微減を記録した年はありますが、おしなべて利用状況は良好だと評価されています。
原駅はバスを使いやすい駅のため、老人ホームなどを探したいときはバスを使ったケースを視野に入れながらチェックしたほうが理にかなっていそうです。バスなどを使う必要がいっさいない範囲で施設を探すことも無理ではないのですが、1キロ以上離れたエリア(特に、原駅から1~2キロの範囲)のほうが施設の数は多めになります。
原駅の近所で多くみられるタイプを並べると、グループホーム・高齢者住宅・住宅型有料老人ホームといったところになり、サービス付き高齢者向け住宅・介護付き有料老人ホームなどがそのあとに続くでしょう。費用体系は、相場と比べてまずまずとなっています。