港と鉄道の駅、そして高速道路にも近いエリアです
知多半島の南端に位置する美浜町。この一帯の交通インフラの代表格となっているのが河和駅です。観光上の見どころがたくさんある美浜町には、シーズンになると観光客が各地から訪れますが、河和駅を通過するレジャー客の姿はよく見かけます。特に、河和港に出る目的で集まる旅客にとっては、河和駅は重要な中継地点となっています。篠島・日間賀島のような島々には高速のフェリーで向かう必要がありますが、河和駅からはこれらの高速線に連絡するバスが無料で発着しています。河和駅はもともと、駅前から乗り降りできるバスの種類が豊富な駅です。町営のコミュニティバスのほか、隣接する南知多町のコミュニティバスや知多乗合が運営する路線バスを利用できます。ちなみに幹線道路に関しては、国道247号線がいちばん近いでしょう。河和駅は、美浜町の中心部分に置かれている駅です。町役場などへの最寄り駅であり、金融機関や公共の施設などもたくさん集まっており、駅前エリアの利便性は高いです。河和駅は、名鉄河和線の終着駅です。その立場上、特急や急行列車などは全種類が停車します。乗り換え場所は意外と近くにあり、2~3区間離れるだけですぐに乗り換えのチャンスが発生します。富貴駅では知多新線に、知多武豊駅ではJRの武豊線への乗り継ぎを実施できます。この知多武豊駅からさらに4区間知多半田駅まで出かけると、そこでも武豊線に乗り換えることができます。その後は、乗り換え場所はありませんが、発着駅である太田川駅まで行けば、常滑線への乗り換えの機会を持てるでしょう。河和駅の利用率は、周辺で生活する通勤者や通学者で占められているため安定感があります。しかし20年前などと比べると、利用客は減少しています。1日あたりの乗降客数は、平成初期には6000人を超えるほどでした。しかし近年は5000人を割り込むくらいに減っています。河和駅の近辺は、気候や土地の性質などを考慮すると高齢者の暮らしに好ましい条件がたくさんあるエリアです。しかし介護施設が多いとはまだいえません。特に駅の近くで探しあてることは至難の業でしょう。駅から5キロ以上遠ざかったあたりに目を向ければ、選択肢はだいぶ多くなります。できたら、駅から10キロくらい離れたあたりまで含めて探したほうがよいでしょう。それくらい駅から遠ざかると、グループホームを筆頭に入居料金を格安に抑えられる施設をいろいろと見つけ出せるようになります。


