泳がなくても楽しい南知多ビーチランドの最寄り駅
知多奥田駅は2015年の夏に、開業から40周年の記念日を迎えています。海岸線に近接している駅ですが、プラットホームに降り立った時に感じる第一印象は、海とはまったく正反対の緑が中心の景色によるものでしょう。特に駅の東側は、何キロも先まで耕作地が広がっています。その一方駅の西側は、少し歩くとやがて宅地に入ります。さらに直進すると海浜に到着します(駅から10数分かければ、南知多ビーチランドにアクセスできるためレジャー客が通過する駅でもあります)。このようなロケーションのため、駅の開業時は職員不在の体制で運営されていました。しかし1980年代前半に、近くに日本福祉大学のキャンパスがオープンしたため、通学者が利用する駅という役割を持つことになりました。知多奥田駅の周囲で幹線道路を求めるなら、国道247号線または県道275号線になるでしょう。なお駅の東方をしばらく進むと、やがて南知多道路が南北に走り抜けている光景に出くわします。バスについては、現在は民間の事業者が駅付近で運行していません。したがって、町営のコミュニティバスを使うのが唯一の選択肢となります。知多奥田駅は、名鉄知多新線に所属する駅です。乗り換えのチャンスは、発着駅である富貴駅だけに限定されます。富貴駅とはおよそ8キロ離れていますが、この駅まで行くと河和線への乗り継ぎを実現できます。知多奥田駅の利用率は、日本福祉大学およびその附属高校の移転によって上がったといわれています。しかし平成に入ってからは下降していました。1日あたりの乗降客数は平成初期には7000人以上を連続して記録していたのですが、今世紀に入ると6000人台に落ちています。近年は、減少のスピードがかなり落ちているものの、まだストップしそうにありません。知多奥田駅がある場所は、人口が集中しているエリアとは隔絶されています。介護施設が豊富な地域だとは呼べないため、駅の至近距離で入居先を確保することは簡単なことではありません。駅から6キロくらいの範囲を探すことがおすすめですが、施設が見つかりやすくなるのはだいたい駅から3キロほど遠ざかってからになりそうです。施設のタイプについては、グループホームがいちばん見つかりやすいエリアとなっています。入居コストに関しては、月額使用料・入居一時金そろって安価な傾向があります。どちらも平均額は10~15万円くらいになるだろうとみなしてしまってかまいません。








