名東区役所の近郊は、居住地として完成度が高いです

区内には、開発されてから数十年が経過した住宅地から新興の住宅地まで、長年愛されてきたベッドタウンにふさわしい光景が広がっていますが本郷駅の周辺はその典型でしょう。特に駅の近辺は、大型の建物が集中していますがマンションの類もその中にかなり混ざっています。買い物をする場所のような日常生活に必要な設備は、ひと通りそろっている地域です。
車でのアクセスについては、東名高速道路の名古屋インターチェンジと名古屋第二環状自動車道の本郷インターチェンジに近い点が最大のポイント。そのほか、県道60号線に近い点もおおいにプラスに働きます。バス乗り場は、駅前に大々的に設置されています。JR東名ハイウェイバスと市営のコミュニティバスが運行する路線がありますが、駅前に乗り入れているのは後者のみ、前者は、駅から数百メートル離れた場所に専用の乗り場が設置されています。
本郷駅は、市営地下鉄の東山線に属する駅です。すぐ隣に終着駅である藤が丘駅がありますが、この駅を経由して愛知高速交通の東部丘陵線に乗り継ぎできるというメリットがあります。東山線は、ほかの市営地下鉄の路線をはじめ乗り換え先を持つ駅がたくさんありますが、上り方面に向かう際にいちばん早く出てくる乗り換え場所は、本山駅になるでしょう。本山駅では名城線に乗り換え可能です。その次は、桜通線と接続している今池駅ですが、この駅からは乗り換え場所のある駅が相次いで登場します。
本郷駅の近辺は、介護施設を建てる場所として好ましい点がたくさんあります。ただし駅からすぐそばに建てるのは、用地の確保などの事情からなかなかうまくいっていません。そのため施設を見つけやすくなるのは駅から1キロ離れた場所からになるはずです。もっとも、駅から1~4キロくらいの距離を徹底的に探せば、見つけられる施設数はかなり増えることでしょう。
本郷駅の近隣に多いのは住宅型有料老人ホームでしたが、近年は介護付き有料老人ホームも増えつつあるところです。これらの施設には、料金が変動制であることが多いという常識があります。したがって高額になる可能性が高いのですが、本郷駅の近くでは料金が固定制かつ低額に設定されているところもけっこう見かけます。