歩きやすい市街地が駅全体を取り囲んでいます
東刈谷駅は2016年のクリスマス・イブに、開業50周年の節目の日を迎えます。実はこの土地では、大正時代から駅の設置を請願する運動が起こっており、住民にとってはきわめて待ち望まれた駅の誕生でした。東刈谷駅は現在、刈谷市に所在地がありますが市内で見るとかなり辺境の地に位置しています。このため、刈谷市民のほか隣接する安城市や知立市の住民が常時利用する駅となっています。駅に降りると、北口・南口どちらから出ても開放感にあふれたロータリーが附属していることがわかります。もっとも駅や線路のそばからすぐに低~中層のビルをはじめ建物が林立しており、発達した市街地の真ん中にある駅であることは間違いありません。東刈谷駅のロータリーには現在、民間のバス事業者が乗り入れを行っていません。その代わりに、公営のコミュニティバスが住民の欠かせない足として日々機能しています。3市の境界線に近いという立地条件の影響で、刈谷市・安城市・知立市すべてのコミュニティバスを使うことができます。東刈谷駅は、JRの東海道本線に所属する駅です。東刈谷駅には快速列車の類はいっさい停車しません。快速のいずれかに乗り換えたいときは2区間離れた安城駅・刈谷駅で降りる必要があります。刈谷駅には名鉄三河線への乗り換え場所という一面もあります。ちなみに、ほかの路線への乗り換えについては、最寄りの経由地となっているのは隣接する三河安城駅です。この駅は東海道新幹線の停車駅のひとつです。東刈谷駅の利用率は、今世紀に入ってからたいした変化を起こしていません。とはいえ、2010年代に入ると若干低下しているという見方も成立します。1日ごとの乗客数は、過去10年を通して5000人台をキープしていますが、2010年以後は5500人を超えた年が今のところ報告されていません。東刈谷駅の近辺で介護施設をチェックするときは、駅から最初に2キロ圏内を探すのがおすすめです。施設数が多いと書くわけにはいきませんが、運がよいときなら駅から1キロくらいの位置に所在する施設に出会えるでしょう。うまくいかないときは、駅から4~5キロ、あるいはもっと遠くまでよく見ていく必要に迫られますが。施設の区分に関しては、東刈谷駅の近辺は住宅型有料老人ホームやグループホーム、サービス付き高齢者向け住宅などが少しずつ建てられてきた土地です。月額使用料の相場は、10~15万円くらいと格安のところが主流となっています。

















