JRの中央本線と名古屋市営地下鉄東山線を使える便利な場所

市の再開発計画のターゲットに選ばれた土地でもあるため、高層ビルや集合住宅の新築ないしリニューアルも随時進められており、未来都市への脱皮を順調に続けています。駅舎内の変遷もかなり早く、たとえば地下鉄側のバリアフリー化やICカード「manaca」の導入、JR側の特急「しなの」の停車駅に選ばれたことなどがこの10年間の目立った変化です。
千種駅にはJRの中央本線と名古屋市営地下鉄東山線が乗り入れています。中央本線に乗ると名古屋市の中央部と岐阜県中津川市の間を往復できるという特典がありますが、この駅の近くには鶴舞駅や大曽根駅のような地下鉄と接続している駅が並んでいるという長所があります。東山線のほうも、他の地下鉄の路線とよく接続している駅が多い点では負けていません。隣の今池駅では桜通線に乗り換えできますし、少し先の本山駅なら名城線に、栄駅なら名城線のほかに名古屋鉄道の瀬戸線にも乗り移れます。
なおバス事情については、駅前のターミナルで待つのがいちばんでしょう。市営バスの路線のいくつかはこの場所を通過します。もちろんタクシーを拾いたいときもすぐに拾えます。
千種駅の利用率は、市営地下鉄の中では高水準であるとよく噂になっています。人数だけを見るなら10数年前と比べてJR側も地下鉄側も多少減っていますが、合計すると1日当たり50000人を超える乗客を集める駅であることに変わりはありません。
千種駅の周囲は、商業地区などが目立つ一方で住宅地も点在しているのが特徴です。そのため駅からそれほど離れていないあたりにも介護施設が進出しています。特に駅から近い場合は、地価などの都合からどうしても入居費用は高騰しやすいことは否めませんが、大型の医療施設と密接に提携しているといった頼もしいメリットがついてくることもまた事実です。
駅から1キロ以上離れるとだいぶ入居費用も小ぢんまりとする傾向があります。施設のタイプも、高齢者住宅やサービス付き高齢者住宅、あるいは住宅型有料老人ホームや介護付き有料老人ホームと多岐にわたっています。その点は名古屋市という都会独特の有利さでしょう。住所の縛りはありますが認知症を患っているならグループホームの使用がおすすめです。