酒田駅の隣に、とても平穏な土地が残っています
大正半ばに建造されている本楯駅は、開業から1世紀となる記念日を数年以内に迎えます。30年以上前に管理業務が委託されていましたが、2014年の春から職員が完全に常駐しない体制で運営されることに決定されました。
本楯駅は日本海沿岸からあまり離れていない場所に立地していますが、駅の周囲は田園地帯の一角です。集落は、駅の西側につくられています。タクシーやマイカーによる外出をご希望の場合は、県道206号線が最寄りの幹線道路となります。このほか59号線や60号線、353号線などに簡単にアクセス可能です。
本楯駅は、JRの羽越本線に所属する駅です。すぐ隣に市内の中心市街地に位置する酒田駅があります。この酒田駅から4区間お進みいただくと、余目駅に到着します。余目駅では陸羽西線へのお乗り継ぎが可能となります。
余目駅から先は、しばらくの間お乗り継ぎの可能性がある駅は見当たりません。しかし坂町駅まで足を運んでいただくと、米坂線へのお乗り換えが可能となります。管内で最大の中継地点となっているのは、おそらく終着駅である秋田駅でしょう。秋田駅では奥羽本線と男鹿線、それから秋田新幹線をご利用になれます。
本楯駅は、周囲の人口がかなり限られていることから約10年前の駅舎の改築工事の際に、一部の設備が撤去されています。1日あたりの乗客数を調査した結果によると、今世紀に入って以後は70人前後の使用率となっています。2010年代に入ると、50人以下という計算結果になる年が連続しています。
本楯駅の周辺は目下、少子高齢化がかなりのスピードで進んでいる状況です。市当局もその事実は早くから把握しており、介護サービスの拡充に努力してきました。ただし施設入居型の介護サービスに限ると、実現までにさまざまな問題が発生する傾向があります。
このため、まだ施設数は多めだとはいえない状態です。それでも、駅から徒歩で15分くらいの位置にある施設は若干数であれば点在しています。最初のうちは、駅から1~7キロくらいの範囲を、チェックすることをおすすめします。
施設のジャンルについては、ケアハウスやグループホーム、サービス付き高齢者向け住宅などが考えられます。地価が安いエリアのため、共有スペースや庭園などの面責が広いことや、入居料金が安価になる可能性が多いことがメリットです。














