市内中心部から数キロ離れた、いわゆる郊外エリアです

神前駅がある場所も、市内中心部からそれほど離れていないのですが、かなりリラックスした雰囲気が漂っている点が特徴的です。神前駅の四方にはさすがに宅地や建物などが集まっており、そこそこ発達した市街地がつくられていますが、少し歩いただけで農地や空き地、そして緑地などがたくさん目の前に出現します。
駅の周辺でいちばん目立つ場所といえば、駅を出て東進すると目の前に現れる福飯ヶ峯でしょう。標高が約100メートルと、とても平坦な山です。この山のふもとなどに集まるような形で、寺社仏閣がいくつか建立されています。また、数百メートル離れているものの和歌山市民球場に近い点も、この場に付け加えておいたほうがよい情報でしょう。神前駅は県道136号線の近くに所在する駅です。また、駅の東部を阪和自動車道が走り抜けています。
神前駅は、和歌山電鐵の貴志川線の管内にある駅です。発着駅である和歌山駅を除くと乗り換えができる駅はまったくありません。とはいえ、紀の川市に行きたいときはこの貴志川線は役に立ちます。和歌山駅には、3区間進むと到着します。和歌山駅は、JRの阪和線・和歌山線・紀勢本線と接続しており、乗客の大半はこの駅を目指します。
もっとも紀勢本線に関しては、神前駅から西に約2キロ進むとこの路線に所属する宮前駅が見えてきます。タクシーなどでこの宮前駅に向かうという方法で旅程を組むこともいいアイデアでしょう。宮前駅は和歌山駅と隣接していますし、紀勢本線は和歌山県内各地を通って三重県内まで敷設されています。
神前駅の周辺は、高齢化の波が押し寄せている地域です。ただし介護施設などはまだ、じゅうぶんに供給されているとはいえません。軒数が少ないことは最初の時点で念頭に置いて、探し方を決めていく必要があります。
ただし、新しい施設の進出はこの数年でずいぶん成功しています。そのため、駅から2~3キロくらい離れたあたりが見つかりやすくなっているといううれしいニュースがあります。住宅型有料老人ホームやサービス付き高齢者向け住宅、グループホームなどにめぐり会えるチャンスが生まれているのです(たいていの施設は、入居費用が高くつきません)。