板野郡は徳島の北東部。安めのサービス付き高齢者住宅などが点在

人口約9.8万人の群です(2023年調査)。
「徳島阿波おどり空港」の愛称で有名な徳島空港が松茂町にあり、徳島県の空の玄関となっています。
北島町と藍住町は県の中心である徳島市に近いため、ベッドタウン的存在としても人気が高く、近年、県内では珍しく人口が増加しているエリア。
特に藍住町は2000年の調査では人口が3万人を超え、徳島県の町村で最も人口の多い町となりました。
板野町には四国八十八箇所の中の第3番札所「金泉寺」、第4番札所「大日寺」、第5番札所「地蔵寺」があるため、遍路道などをお遍路さん(巡拝客)が歩いている姿も見かけます。
交通アクセスを見ると、上板町では現在徳島バスしか通っていませんが、徳島自動車道や徳島県道12号鳴門池田線などの主要道路が整備されていますので、車の移動はスムーズでしょう。
藍住町と板野町だけjr四国の「高徳線」が通っていますが、他のエリアは基本的にバスが活躍しています。
高齢化率も郡内のエリアによってばらつきがあり、2023年の調査では、空港のある松茂町は26.1%、宅地造成が進んだ北島・藍住町はそれぞれ、25.7%・25.5%と低く、徳島県の平均高齢化率34.0%を大きく下回っています。
しかし板野町と上板町は33.8%・35.6%と高めです。
高低差があるとは言え、高齢化率がどの町も25%となっており、各町は積極的な高齢者福祉サービスや介護サポートを実施。
各町に介護保険課と地域包括支援センターがあり、エリアによって名称は違いますが、サポート内容は同じで、介護保険課が訪問介護や訪問リハビリといった介護保険サービス全般を司っています。
そして地域包括支援センターは介護保険における要支援のプラン作成、介護施設への入居サポートを行っていますので、気軽に相談してみると良いでしょう。
介護施設も郡内のさまざまなエリアにあり、認知症に特化している「グループホーム」は入居時の費用0円、月額利用料9~10万円、24時間体制でスタッフが常駐する「サービス付き高齢者向け住宅」なら入居時の費用0円、月額利用料7~8万円、「住宅型有料老人ホーム」でも入居時の費用0円月額利用料7~11万円程度の施設があります。
料金も全体的に安めなのが魅力。
入居の検討もしやすいと思いますので、板野郡の介護施設はおすすめです。