歴代の阿波公方とその一族の歴史をしのぶことができる地区

阿波中島駅の所在地は、那賀川の北岸です。駅の南側から西側にかけて、川岸に沿って市街地が形成されています。阿波中島駅は長い間、町役場の最寄り駅として有名でした。この町役場は現在、市役所の支所として運用されています。
地域の名所といえば、徒歩数分の場所にある西光寺でしょう。室町幕府の将軍家の血筋である、阿波公方の墓所がたくさん残されています。また、近所にある市営の民俗資料館の中で阿波公方の歴史が詳細に展示されています。ちなみに駅の北側には、今宮神社・若宮神社・春日神社などの神社が集中しています。
阿波中島駅は、JRの牟岐線に所属する駅です。管内では、中間地点に近いです。お乗り換えが出来るのは、発着駅および終着駅の2ヶ所に限定されます。発着駅である徳島駅まで出向いていただくと、高徳線・鳴門線・よしの川ブルーラインのご利用が可能となります。終着駅である海部駅まで足を伸ばしていただくと、阿佐海岸鉄道の阿佐東線のご利用が実現します。
阿波中島駅は2010年の初秋から、駅員が完全に派遣されない体制に入っています。駅の利用率は、202年以上前からゆっくりと低下しています。1日あたりの乗客数を計算しますと、最後に250人以上を記録していたのは1996年だったことがはっきりとします。2009年になると、初めて200人以下に落ちました。このままのペースで進むと、近い将来に150人を割る可能性が高いです。
デイサービスなどを並行して提供しているところもありますから、一度ご利用の上で判断材料に含めてはいかがでしょうか。