10年以上をかけた大掛かりな改築工事が進行中

時代が明治から大正へ、移り変わる直前に建造された羽衣駅。今世紀に入ってから、駅全体の改築工事が立て続けに実行されており、現在は、駅舎の高架化工事の真っ最中です。このため仮駅舎の供用が続けられています。一連の工事が完了した暁には、すぐそばに位置するJRの東羽衣駅との間が大型の横断歩道橋で一体化される予定です。なお東羽衣駅では、阪和線の支線を利用できます。
羽衣駅がある地域は、高石市の市街地の一部です。商業地区が近くにあるため、お買い物などに不自由する心配はありません。羽衣国際大学やその系列の高校・中学校、大阪航空技術専門学校や近畿コンピュータ電子専門学校と行ったさまざまな文教施設が集中している地区でもあります。
羽衣駅は浜寺水路の東岸に面した駅です。水路に沿って広大な浜寺公園が広がっており、この公園は運動施設などが多いことでよく知られています。もちろん、日常的なお散歩を楽しんでいただける場所です。
羽衣駅は、府道204号線・213号線に近い駅。駅の東方向を、第二阪和国道が走り抜けています。浜寺水路の西岸に移動していただくと、阪神高速4号線に乗り入れできます。駅前ではタクシーをつかまえやすいことで有名です。また、岸和田観光バスが停車するバス停留所が設置されています。
羽衣駅は、南海電鉄の本線・高師浜線が接続する駅で、浜寺公園駅と隣接しています。この隣駅を介して、阪堺電気軌道の阪堺線に乗り継ぎできます。高師浜線の管内では発着駅で、終着駅である高師浜駅まで2区間しかありません。
羽衣駅の利用率は、過去10数年を通して大きな変化が起こっていません。1日あたりの乗降客数は、今世紀突入後はほぼ毎年、1万9,000~2万1,000人の間で不規則に微増・微減を繰り返していることが判明します。
羽衣駅がある場所は、一般的な戸建て住宅や集合住宅がよくみられる地区です。施設が集中しているのは駅から4km以上離れたあたりからですが、大きく範囲を広げて駅から8kmくらい離れたあたりまで念入りに確認しておくと、施設選びの選択ができます。
施設の種類については、住宅型有料老人ホームとサービス付き高齢者向け住宅が中心的。それらと比べると、高齢者住宅・グループホーム・介護付有料老人ホームはやや少なめです。