カラオケありの施設特集

高齢者の中には、カラオケが好きな方も多いのではないでしょうか?好きな歌や懐かしい歌を大きな声で歌うことは、楽しいというだけでなく脳の活性化や健康増進、クオリティオブライフ(=QOL)の向上にもつながり、毎日の生活をいきいきとさせることにも効果があります。
レクリエーションとしての楽しみ方も、順番に好きな曲を歌う所もあれば、1つの曲をみんなで歌う所、曲に合わせてリズムをとる運動を取り入れている所など、施設によってさまざまです。このページではカラオケが完備されている介護施設を特集してご紹介します。
高齢者ほどカラオケに行く頻度が高い!?「10人に1人は“月1以上”」
「あなたは月に何回、カラオケに行きますか?」
実は、高齢者ほどカラオケにいく頻度が高いというデータがあります。全体でみると月に1回以上カラオケを利用しているのは11.2%、女性よりも男性の方が月に1回以上のカラオケ利用者が多い傾向にあります。年代別にみると、50代、60代の男性では、カラオケを利用している割合は約30%。50代、60代の女性では、約20%とどちらもカラオケを利用する頻度は、20%以上を超えています。

老人ホームの場合、専用のカラオケルームを完備して音漏れを防ぐ本格的な施設から、食堂やレクリエーションルームにカラオケセット(テレビやカラオケシステム)を設置し、好きなときにカラオケを楽しんでもらうところまで多数。外出が難しい高齢者も老人ホームにカラオケセットが導入されていれば、気軽に歌をうたうことができます。
最近は業務用カラオケ事業で高齢者に特化したカラオケも導入されています。通信カラオケのシステムをつかい、音楽や体操、映像などで高齢者のリハビリを充実させるシステムなら「歌をうたう」だけではなく、映像に合わせて体操をする、ダンスを踊るなど利用者に合わせた使用方法が可能。さらに通信カラオケでは最新の曲が毎月配信されるのもメリット。業務用カラオケと見守りロボットを活用して、高齢者介護に役立てようとする動きも出ています。これからカラオケと高齢者との結びつきは、ますます強くなりそうです。
高齢者がカラオケをするメリット

カラオケにはいろいろな効果があり、年齢にかかわらず人気です。好きな曲を思いきり歌うことでストレスが解消できることは有名ですが、最近では血圧の安定に効果があるという研究結果も出ています。カラオケでストレスが解消できれば自律神経が整い、それにともなって血圧も安定する可能性が高いのです。
さらに、複数人でのカラオケでは、他の人の曲に合わせて手拍子をうったり、拍手をしたりするので、コミュニケーションが楽しめるのも魅力。コミュニケーションを楽しむことは社会性の維持につながり、そのを目的としてカラオケを導入している老人ホームも多いようです。
認知症予防に効果的
近年、カラオケは認知症の予防に有効であることがわかってきています。若い頃によく聞いてきた曲などを歌うと、その頃の記憶や感情がよみがえるため、それが脳の刺激となり、認知症を予防する可能性が示唆されています。
また、「自分の番になったらどの曲を歌うか?」「隣の人が歌っているのは誰の曲だったかしら?」というように、カラオケ中にいろいろと頭を使うことが認知症予防に効果的だと言います。
さらに、複数人でのカラオケではコミュニケーションを楽しむことができ、「この場面では拍手をする」といった判断力が養われ、人に合わせることで社会性も育みます。判断力の低下や社会性の欠如は認知症を招きますので、カラオケは認知症予防に有効なレクリエーションと言えるでしょう。
高血圧の防止になる

過度のストレスにさらされ続けると自律神経に異常をきたし、不安感や孤独感などが高まったり、高血圧を引き起こしたりすると言われています。高血圧は脳血管の病気の原因となりますので、高血圧を防ぐことができれば、脳血管性の認知を予防することにもつながるでしょう。
そのためにはストレスを遠ざけるのが一番。ストレス解消になるカラオケは高血圧やそれに伴う病気の予防に役立つ可能性が高いです。
さらに、カラオケで歌を歌う時はお腹から声を出すので、良い運動にもなります。自然と腹式呼吸になる人も多く、腹式呼吸により血液循環が改善される可能性も。なにより腹式呼吸は高血圧やストレス軽減にも効果的とされています。
口腔環境が改善する
歌をうたう際には口の周りや舌、そして喉を使います。そのため、カラオケを定期的に行うことは口腔内や喉を鍛えることに有効なのです。口腔内を鍛えれば自然と飲食物や唾液を飲み込む力が強くなり、結果的には誤嚥を防ぐことにも寄与。最近になってさらに注目されている「嚥下力」の向上にも効果的です。
さらに、歌う際に口を動かすことで唾液の分泌が活発になります。唾液は虫歯や口内炎などの予防にも役立ち、口腔内の健康を保つためには必須。こうした理由から、カラオケは口腔環境を改善する頼もしい味方です。
ストレスが軽減する

そしてなにより、「カラオケで歌うとスッキリする」ということが、カラオケ最大のメリット。実際に「私のストレス解消法はカラオケ」という人も多く、こうした声に耳を傾け、老人ホームでもレクリエーションにカラオケを取り入れている所が増えています。
大きな声を出して好きな曲を歌うと、脳内で幸せホルモンが分泌され、ストレスが軽減されます。幸せホルモンには免疫力を上げる力もあるとされており、「ちょっと頭が痛かったけど、カラオケで歌ったら痛いのが治った」というのは、あながち思い込みだけではないのかもしれません。
即入居可・空室有りの施設特集
入居をお急ぎの方はこちらです!

世の中にはこれだけ数多くの介護施設があっても、理想の施設を見つけるのが難しいだけでなく、そもそも空き室があるかどうかという問題もあります。一方で、「退院が迫っている」「急に認知症が進行した」といった理由から、すぐにでも施設に入居したいと考えている方も多いでしょう。施設選びのポイントは、「即入居可・空き室あり」だからといって決して焦らないこと。そのアピールにすぐに飛びつくのではなく、あくまでじっくりと検討して、その上で理想の施設に空き室があれば、その時点で即入居…という流れがベストと言えるでしょう。
「みんなの介護」には最新の空室情報が載っています!
退院や急な家族の事情などで急いで施設入居を考えている場合、すぐに入居できる空室のある施設を見つけることが入居の近道です。
空室があれば契約もスムーズ、空きを待つ時間が短縮できるので、入居を急いでいる方にとっては空室の有無はとても大切なチェックポイントとなります。
最新の空室状況などが随時更新される「みんなの介護」では、すぐに入居したいという方が空室のある施設の中から希望する入居条件や入居費用を絞り込み、見つけることができます。
お部屋の様子など、写真を見ながら候補を絞り、問い合わせをすれば入居したい施設探しも簡単です。検索の際には新着・更新順に並び変えることで、最新の空室状況がわかりますので、確実といえるでしょう。
即入居をご希望の場合は、入居時の負担が小さいサービス付き高齢者向け住宅や住宅型・介護付き有料老人ホームがオススメ。こうした施設は、入居時費用が0円もしくは敷金のみの施設も多くありますので、金銭的負担も少なく安心です。
特養の待機中に一時的に入居というのもひとつの手
費用も比較的安く入居できる特別養護老人ホームは、高齢化に伴う需要の増加によってすぐには入れない「待機が必要な施設」となっています。
2015年度の介護保険制度改正により、特養への入居には要介護度3以上という入居条件が加えられたものの、依然として都市部を中心に入居までの期間、不安な時間を過ごしている入居希望者が多いのが現状です。厚生労働省が発表している報告では、2014年3月時点での特別養護老人ホーム待機者人数はおよそ52万人。政府が介護離職防止のために特別養護老人ホームの整備に向けて動きを進めているとはいえ、慢性的な人材不足によりベッドの空きはあっても、ケアをする人がいないという理由から入居者を受け入れられない施設も増えています。
特別養護老人ホームに入居するには、まず「診断情報提供書」や「健康診断書」などの書類とともに待機者として登録をすることが必要です。その後、施設や地域、申し込まれる方の状況によりけりですが数ヶ月から半年、場合によっては1年以上の待機期間があることもしばしば。
入居にあたっては申し込み順ではなく、入居希望者の介護度や認知症の症状、家族の介護負担、居住環境などを総合的に判断して、必要があると判断された人から入居します。2015年度の改正により「とりあえず特養に申し込みをする」という人が減っていることが期待はできますが、いつ入れるかはっきりとわからない特養入居までの待機期間は不安なもの。特養待機中の家族の介護負担や生活環境を改善するためにも、登録後一時的に民間の有料老人ホームなどに入居することも考えておくといいでしょう。
最近では、特養待機者のニーズに応える形で、負担が少なく短期入居ができる施設であれば入居までの期間安心して生活することができます。有料老人ホーム以外では、訪問介護を利用する形で介護ケアが受けられるサービス付き高齢者向け住宅も選択肢の一つ。賃貸借契約により一般のアパートのように入居することができますので、介護ケアが受けられるのであれば短期入居や期間限定の入居として考えてもいい選択肢です。
探し方のポイントとしては「入居時費用が安いこと」「年金受給と少しの負担で入居できる有料老人ホームを探すこと」。特養の待機期間中の過ごし方として、介護を必要とするご本人と、家族にとって一番いい方法を考える際には、ぜひ有料老人ホームやサービス付き高齢者向け住宅などへの入居も視野に入れてみましょう。
空室があっても入居までの期間は2週間くらいが一般的!?
急いで入居先を探している方にとって、気になるのが老人ホームやサービス付き高齢者向け住宅の入居までに最短でどのくらいかかるか、という問題です。
施設に空室があり、介護度や保証人など審査に問題がなくスムーズに入居まで進んだとしても、入居するまでの期間は一般的に2週間程度かかります。空室がない場合には、空きが出るまでの期間を待たなければいけませんから、更に時間がかかってしまうのは、想像がつくことですよね。
有料老人ホームやサービス付き高齢者向け住宅に入居するまでの大まかな流れは次の通り。
- 1.問い合わせ
- 2.見学・相談
- 3.入居申し込み
- 4.必要書類提出
- 5.面談
- 6.審査
- 7.体験入居
- 8.正式に契約・入居
書類などを準備し、スムーズに入居までたどり着けたとしても、どうしても2週間はかかってしまいます。また、失敗しない施設選びをしたい場合には、体験入居や見学、直接担当者と顔を合わせての相談などは必須です。
例えば見学をする際には、見学時間によって把握できる施設の様子はさまざま。お昼どきなら食事風景を見られますし、昼過ぎならレクリエーションの様子をチェックすることができる可能性もあります。皆さんの中で重視したいポイントに合わせて見学時間を考え、気になる場合には何度か足を運ぶことで納得のいく施設選びができるのです。
また、入居申し込みをした後に提出する書類には、「健康診断書」や「診断情報提供書」が必要です。これらは、病院に予約して健康診断を受けたり、主治医に記入を依頼する必要がありますので、準備にはそれなりの時間がかかります。場合によっては施設側で急ぎの人の対応として、施設のかかりつけ医が担当してくれることもありますので、すぐに入居したい場合には、その旨を伝えるといいでしょう。
入居してから「イメージと違った…」「こんなはずではなかった…」と思うようなことにならないようにするためには、最後に契約数前にできれば体験入居をしたいところ。体験入居は、見学だけではわからない施設の様子を体験できますし、入居されるご本人とあっている施設かどうか、職員の対応はどうか、などをチェックすることができます。
こうした流れを経て無事に入居に至るわけですから、最短でも2週間程度必要なことがわかるのではないでしょうか。空室があったとしても入居までにかかる期間は一般的に2週間程度ということを頭に入れて、入居までのスケジュールを考えましょう。
入居手続きの流れの基本は7つのステップ
空室のある施設を見つけ、実際に入居手続きを始めるにあたって、必要な手順は次の7ステップとなります。
資料請求・問い合わせ | サイトから気になる施設を見つけたら、気軽に資料請求してみましょう。 みんなの介護からは、見学予約もできますので、お急ぎの方は見学も予約し、実際にご自身の目で確かめてみましょう。 |
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見学・相談 | こだわり条件や、立地などを加味してきになる施設を見つけたら、見学や実際に施設担当者へ相談をします。 見学予約は早めの予約がオススメです。施設見学はスケジュールを調整するのに時間がかかる場合もありますので、余裕を持って申し込むようにしましょう。 |
面談 | 見学、体験入居などを経て契約に進む場合には、施設担当者などとの面談が行われます。 面談は普段の生活の様子や介護度、ケアの方針などを決定する大切なステップです。直接施設に本人が行くことが難しい場合には、病院や自宅まで担当者が足を運んでくれることとなります。 |
必要書類提出 | 施設に入居する場合、「健康診断書」などの書類提出が必要です。健康診断書の取得には2週間以上時間がかかることもありますので、準備は早めに進めておきましょう。 |
審査 | 保証人や介護度などをもとに、面談の内容を受けた審査が行われます。身体状況や金銭面の確約などについてが主に検討されます。 身元保証人の精査についてはこの段階で行われることとなります。身元保証人がいない方は、民間の保証会社などを利用することも可能です。 |
体験入居 | 見学の結果、入居を前向きに検討する場合には、できる限り体験入居をすることがオススメです。 見学ではわからなかったスタッフのサービす対応や施設の様子、ご入居される方に雰囲気があっているかなどを実際に確かめられます。 また、空室がないと体験入居が難しい場合もありますので、空室の有無などもチェックしておくといいでしょう。 |
契約・ご入居 | 体験入居や書類提出、審査などを経て、無事に入居先の施設が決まったら、正式に契約を結びます。 契約にあたっては、しっかりと重要事項説明書に目を通し、サービス内容や支払い内容の内訳などをチェックしましょう。 |
書類などを準備する時間、体験入居や見学日の調整などを考えると最短でも2~3週間はかかる資料請求から入居までの期間。スムーズに入居をするためにも、大まかに入居までの流れを頭に入れておきましょう。
ここまで見てきたように、入居先候補を見つけてから実際に入居するまでには意外とたくさんのことをしなければいけません。
最短でも2週間から3週間、一般的に1ヶ月~2ヶ月はかかります。空室がない場合には、さらに時間がかかることが考えられますので、早めに準備を進めることがスムーズな入居のポイントでう。