サービス付き高齢者向け住宅の整備が順調

大阪市の中心部からやや南西寄りに位置する、西成区。
古くから続く住宅地や工場が広がっており、大阪市内では、典型的な下町というイメージをとびぬけて強く持つエリアです。
小説や映画などのテーマになることもたくさんあったため、日本の大衆文化への貢献がかなり大きいことはもっと評価されてよさそうです。
もっとも、このエリアも少しずつではあるものの、町並みなどの改変が行われるようになっており、近い将来は町の様相も大きく変わる可能性があると考えられています。
もちろん都市としての利便性は大きく向上する余地があるといえるでしょう。
大阪市の中心に近いというロケーション上、交通機関はとにかく便利です。
市営地下鉄や南海の路線が複数走っているほか、JRの大阪環状線や阪堺線などを利用できます。
車両に頼る場合なら、阪神高速道路への出入りがとても容易な点が高評価を受けています。
そしてバスの使いやすさを忘れてはいけません。
市営バスや、ジャガピーバスを使える点は、高齢者にとってはとても頼りがいがあるメリットです。
大阪市の人口は、21世紀に入ってから微増を続けている年が多いです。
しかし西成区の場合は、一貫して減り続けています。1970年代に、工場や倉庫の消滅が相次ぎ、新たな産業の成長などがほとんど見られなかったことの影響があると推定されています。
また、何十年も前に建設された住宅地がいまだに大量に残っており、住民の高齢化が年々進んでいることは否定できません。
高齢化率は2000年の段階で早くも23.2%という記録が残っています。
2023年には人口10万4,875人、高齢化率36.1%となっています。
高齢化率は大阪市や全国平均と比較しても高い水準です。
2035年までに40%を超えるという試算も、もう何年も前から存在します。
まずは高齢者福祉を優先することが、今の西成区にとって必要なことかと考えられるでしょう。
それでは老人ホーム・高齢者専用住宅についての説明です。
現在、とてもおすすめできるのは、高齢者住宅ないしサービス付き高齢者向け住宅です。
施設数が多いというメリットのほか、月額使用料が15万円以下の施設が相次いで誕生しているためです。
しかも、月々のコストが10万円未満に抑えられるところも珍しくないくらいです。
そして、グループホームのような行政がバックにいる施設や、住宅型有料老人ホームなども随時募集を出しています。