デザイン性に優れた駅舎が、高架化工事後も残ることになりました
諏訪ノ森駅が誕生したのは、今から100年以上の明治末期のことでした。駅舎はその後、紆余曲折を経て国の登録文化財建築物に指定されています。4回目の「近畿の駅百選」にも、大方の予想通り選出されています。堺市は近年、連続立体交差事業を推進しており、この駅の高架化工事もそれに伴って決定されました。駅舎が解体される可能性が浮上しましたが、話し合いが重ねられた結果、新しい駅舎のそばに移築されることで決着しています。諏訪ノ森駅の近くは、もともと古風な建物や施設などがそこそこ多く残っています。たとえば、駅名の起源になったと考えられている諏訪神社や駅のすぐそばからはじまっている諏訪ノ森本通商店街などが該当します。その一方で、イオン系列のショッピングモールも進出しており、古いものと新しいサービスがうまく噛み合っている面白さがあります。諏訪ノ森駅は、南海本線に所属する駅です。管内では準急行が停車する駅に選ばれています。特急・急行などをつかまえたいときは、3区間先に位置する堺駅で乗り換えることがおすすめ。よその路線への乗り継ぎに関しては、いちばん近い経由地となっているのは隣接する浜寺公園駅とその向こうにある羽衣駅でしょう。前者は阪堺線と、後者は高師浜線およびJRの阪和線の支線(羽衣線)と接続しています。諏訪ノ森駅は阪神高速4号線に近い駅です。バス乗り場は駅前に設置されています。歩いて数分の場所に、阪神電気軌道阪堺線の船尾停留場が設営されています。諏訪ノ森駅の利用率は、徐々に低下しています。1日あたりの乗降客数は、2003年までは9000人以上を維持していました。しかしその5年後に8500人以下に落ちました。さらに3年経つと8000人を割っています。それでも近年は、減少の速度がそこそこ弱まっていると考えられています。諏訪ノ森駅の近所から介護施設を探したいなら、駅から1キロくらいの場所をまずは集中して、調べ上げてみましょう。とはいえ、施設の軒数についてはまだ不充分だと言わざるを得ません(この点は、介護事業界のがんばりに期待したいところです)。施設を思うように見つけられないと思ったら、すぐに切り上げて数キロ先の施設にも目を向けるようにするほうが、おそらく時間の無駄になりません。施設の種別に関しては、住宅型有料老人ホームなどに出会える可能性があります。入居料金については、月額使用料と入居一時金ともに10~20万円くらいの間に落ち着くことが多いようです。



























































