高齢者住宅や住宅型有料老人ホームが人気の中心です

駅の周辺は、浪速区役所や税務署といった区政の中心地となっています。病院や学校、市場と市街地の中心部にはつきものの施設はまんべんなく集まっており、区民にとっては自然と足を運びたくなるエリアと呼べるでしょう。寺社仏閣に関して語るなら、今宮戎神社があることも、付け加えておかないといけないでしょうか。
地下鉄の駅ということも手伝って、大型のバスロータリーなどがないことは残念ですが、国道の25号線・26号線が付近を通っています。この2本を活用すると遠方の地に出かける際は、旅程が自然と無駄のないものになりそうです。
大阪市交通局は、大国町駅に御堂筋線と四つ橋線の2路線を通らせています。御堂筋線は、大阪市内を貫通しながら吹田市から堺市までを結んでいますが、この駅の近くには乗り換え可能な駅はたくさんあります。隣接する難波駅と動物園前駅だけでも、地下鉄のほかJR線・近鉄線・南海線・阪堺線と相当の路線への乗り移りができます。とりわけ難波駅に関しては、四つ橋線も通っており、ここで下車してどこかへ行こうとする頻度はとても高いものになるはずです。
四つ橋線はかなり短い路線ですが、難波駅から先によその鉄道会社と連携している駅が多いことに驚かされます。そして方角が逆となりますが、終着駅である住之江公園駅まで行くと、南海ポートタウン線に乗り移るチャンスが発生します。
大国町駅の利用率は、21世紀に入ると低下が目立ちました。しかし1日当たりの乗降客数を確かめると、近年突然回復していることがわかります(2013年には前年度より3000人近く増えています)。
大国町駅の周囲には、介護とは一見無縁な建物が林立する風景が広がっています。その中から介護施設を見つけ出すことは実際に無理があり、施設探しは500メートルくらい離れたところからはじめる必要があるはずです。
この駅を起点として施設を探すと、最初によく見かけるのは高齢者住宅でしょう。数が多いことに加え、利用料金は高額に決定されていないことが中心となっています。その次に多く目撃されているのは、住宅型有料老人ホームです。これまた入居費用が安上がりにされていることが半ば常識となっており、噂を聞きつけて見学に来る人はひそかに増えているようです。