駅の近所に、安い予算でも入れる施設が急増中です

2000年代の末期から、長年提案されていたバリアフリー関連の改修工事が実行に移された伝法駅。主にエレベータや多機能トイレなどの増設が行われ、駅舎自体もリニューアルされており、以前と比べてやや道路に接近しています。
伝法駅は、淀川(新淀川)の南岸に面した駅です。目と鼻の先に公立の小学校・中学校があるほかは、あまり大型の施設は周囲に見当たりません。住宅を中心とした市街地として至近距離の土地は使用されています。鴉宮や澪標住吉神社、正蓮寺といった寺社仏閣が点在していることも特徴のひとつです。
国道43号線と非常に近い位置にあるほか、此花通にも乗り入れしやすい位置にあります。バスの停留所はこれらの車道に沿って設置されており、また路線バスの運行元となっているのは、市営のコミュニティバスです。
伝法駅は、阪神なんば線に所属する駅です。快速急行列車は通過してしまう駅のひとつですが、2区間離れた西九条駅で降りると電車が停車するので乗ることができ、西九条駅では、JRの大阪環状線や桜島線への乗り継ぎ場所という役目も果たしてくれます。その向こうに登場する九条駅で下車したときは、大阪市営地下鉄の中央線への乗り継ぎができます。反対方向については、3区間離れた大物駅とその向こうにある発着駅(尼崎駅)で、どちらの駅でも阪神本線に乗り換えできます。
伝法駅の利用率は、ひと昔前からずっと低下していました。1日平均の乗降客数を振り返ると、7,000人以下に落ちたのは1998年だったことが判明します。その4年後には6,000人以下に落ちました。ただし今から10年ほど前を境に、徐々に横ばい気味に変化し、次いで回復の兆しを見せるようになります。2012年になると久しぶりに、7,000人を上回りその後も順調に増加しています。
伝法駅の近辺は、介護施設が足りないというイメージがつい最近まで蔓延していたようですが、それは昔の話です。駅から1km以内に絞って探索し、数軒は評判の良い施設を発見できます。
施設の種類については、住宅型有料老人ホームを中心に、グループホーム・介護付き有料老人ホームなどを発見可能です。駅から近い施設でも、月額使用料が10万円台に決められている施設が多い点も、大きな長所でしょう。