泉大津市の中心近くは、意外と安い施設が多い地域でした

駅の周辺の発展ぶりは申し分ありません。公共の施設や商業施設、医療機関や金融機関など高齢者の暮らしに必要な物資やサービスはほぼまとめて手に入るようになっています。だんじり祭りで有名な大津神社が近いこともポイントでしょう。普段の散歩を楽しむ場所として利用することも難しくありません。
大きな駅ではおなじみの、発達したバスロータリーは泉大津駅の場合も充実しています。通常の路線を運営しているのは南海バスですが、泉大津港から出る阪九フェリーに連絡する路線については岸和田観光バスが管理しています。
泉大津駅は南海本線の真ん中近くに位置する駅のひとつです。よその路線と接続している駅ではありませんが、市を代表する駅とあって特急以外のすべての列車が停車してくれます。
また、4区間先に羽衣駅、5区間先に浜寺公園駅がある点が交通上の有利な材料です。羽衣駅は高師浜線とJRの阪和線の支線(羽衣線)とつながっていますし、浜寺公園駅は阪堺線への乗り継ぎができる駅です。それらの駅から先はしばらく乗り換え先がありませんが、住吉大社駅から先は難波駅までの間に乗り換え場所がある駅がだいぶ多くなります。反対方向については、乗り換え場所は少な目ですが空港線と接続する泉佐野駅や和歌山港線およびJRの紀勢本線と接続する和歌山市駅が大きなハブ駅と呼べるでしょう。
泉大津駅は、市の中心地区にあるため駅の周囲には余分な土地はきわめて限られています。この点は介護施設の増設を狙う上で大きなハンデとなることが多いのですが、泉大津駅近辺についてはその条件下でかなり健闘しています。駅から2キロくらいの近~中距離の圏内で施設を探したら、サービス付き高齢者向け住宅やグループホームなどがそこそこ見つかりやすくなっているのです。場合によっては住宅型有料老人ホームなどを見つけられるチャンスだってあるでしょう。
入居一時金および月額使用料については、両方そろって10万円台(入居一時金が高めになっても、30万円くらいでOKということが最近は多いです)という安上りな施設が多いこともたくさんの住民に歓迎されています。