俊徳道駅のある東大阪市は高齢者の見守りに力を入れています

明治以前からおおぜいの人や物資を運ぶ役割を果たしてきた「俊徳街道」の名前を冠した俊徳道駅。近畿日本鉄道の大阪線の駅については開業したのが昭和元年であり、すでに90年近い歴史を持っています。
2008年には東おおさか線に属する「JR俊徳道駅」が開業を果たしました。ふたつの駅は構内がつながっているわけではないものの、近距離にあるため乗り換えは簡単。JR側については、すぐ隣に河内永和駅があって奈良線に乗り換えられたり、高井田中央駅がその向こうにあって大阪市営地下鉄の中央線に移れたりと、比較的新しくできた駅であるもののかなりの便利さを発揮してくれます。
もちろん近鉄側も負けてはいません。隣駅の布施駅で降りれば奈良線に乗り換えができ、少し先にある鶴橋駅で降りれば大阪環状線や大阪市営地下鉄の千日前線が利用可能となります。
駅周辺の移動に関しては、タクシーが移動手段となり、また近鉄バスは土曜日の早朝限定で運行されています。
駅の利用率は、近鉄側については減少傾向(2010年の1日当たりの乗降客数は6,233人)にある一方で、JR側となると増加傾向(2010年の1日当たりの乗客数は3,101人)にあって対照的です。
東大阪市では、少子高齢化の進行に備えてあらゆる面で施策を研究しています。近年特に評価を受けているのは、高齢者の保護や監護に関する施策。独居の高齢者に「緊急通報装置」をレンタル提供する制度や、認知症を発症した高齢者が失踪した場合に最短スピードで発見・保護できる体制の導入などでマスコミが何度となく取り上げてきました。
施設関連のサービスについては、特別養護老人ホームなどに関しても施設数や収容人数の点では充実。それでも待機者があちこちにいることは事実で、こうした人気の公的機関に申請を出しておく必要があります。それ以外の施設にももれなく注意を払い、適宜利用する姿勢を持つことが大事です。
俊徳道駅の近くで探す場合は、他の駅にも近い施設がけっこう出てきます。いろいろなルートで通える可能性がある点をポジティブに捉えて、比較・検討していくのがベスト。施設の種類についてはさまざまなタイプがあるので、できればいろいろなタイプを見学して、検討の足しにしたいところです。