平凡な住宅街ですが、列車から眺める夜景の壮麗さで有名に
今から90年以上昔に建造された額田駅は、かつて新しい路線の終着駅になる予定でした。結局、この計画は完全に実現化することはなく、額田駅も2路線の接続駅となることはありませんでした。交通上の要所になることはなかったものの、現在の額田駅は手入れがいきとどいた住宅街に面した駅として、近隣の住民に愛される駅となっています。もっとも額田駅の利用率が高いわけではありません。所属する近鉄奈良線の中ではいちばん低いといわれています。実際に、1日ごとの乗客数を計算すると、近年は2000人に届かない数字が残ることがほとんどです。ただしはっきりとした減少傾向にあるわけではなく、横ばい気味に近い状況です。額田駅は生駒山に面した台地の上にあり、周囲の土地には顕著な高低があります。しかし景色が美しいことから、写真や鉄道の愛好家の間ではしばしば語り草になっています。額田駅の周囲でくつろげる場所を探すとしたら、梅林で名高い枚岡公園や石切温泉などが、絶好の候補となるでしょう(どちらも駅からやや離れていますが、歩いていくこともじゅうぶんに可能です)。阪神高速13号線に近い駅ですが、使いやすいのは国道308号線です。額田駅は近鉄奈良線の管内で見ると、石切駅・生駒駅に近い位置にあります。これらの2駅では急行や準急列車に乗り継ぎできます。後者では、生駒線や生駒ケーブル、またけいはんな線への乗り換えが可能となります。13キロほど離れた距離にある大和西大寺駅まで行くと、京都線や橿原線に乗り換え可能となります。反対方面では、河内永和駅がいちばん近い乗り換え地点です。この駅で下車したときは、JRのおおさか東線への乗り換えが実現します。額田駅を起点として介護施設をチェックする場合は、駅から2キロ以内が最初の目印になるでしょう。もっとも駅から歩いて10分以内といった近場で終の棲家を見つけることは簡単ではありませんが。狙い目と呼べるエリアは、おそらく1キロを越したあたりからとなります。施設の種別に関しては、サービス付き高齢者向け住宅ないし住宅型有料老人ホームの2種類が発見しやすいと思われます。老人保健施設といった公営の施設も各方面で発見できます。もっとも額田駅に近い地域に限ると、民営の施設でも入居コストがおしなべて格安です。入居一時金や月額使用料の合計額が25万円以下となるケースは多いですし、多少高めでも40万円以下となる確率はかなり高い模様です。


























