開業はなんと戦前。歴史の長い駅ですが利便性は日々向上しています

戦前に開業しており、数々の変遷の歴史を持っている近畿鉄道奈良線の河内永和駅は、2008年におおさか東線があたらしく駅を設置したため、急激に利便性が向上しました。こうした理由から、利用率は少しずつ高まっています。駅の1日あたりの乗降客数は、2008年の段階では約9,000人でしたが、2010年以降は1万名を超えています。今後数年間は、微増が続くとみられています。
もともと、駅の周囲は旧布施市の中心エリアのひとつで、公的な施設や国や府の出先機関が目立つのはそれが原因。オフィス街や商業地区も、スケールが特に大きいわけではありませんが発達しており、生活を営む際に欠けている要素はほとんどないといえます。
タクシーもすぐに利用できて申し分ありません。なお、奈良線で移動する場合に乗り換えがしやすい駅は、生駒駅(生駒線・けいはんな線と接続)・大和西大寺駅(京都線・橿原線と接続)あたりでしょう。おおさか東線の場合なら、すぐ隣にある高井田中央駅(大阪市営地下鉄中央線と接続)・俊徳道駅(近鉄大阪線と接続)、そして少し先にある放出駅(片町線と接続)や久宝寺駅(大和路線と接続)あたりがあげられます。
東大阪市は、高齢化率についてはまだ余裕があるものの、少子化の深刻さがときどき指摘されています。しかし高齢者福祉については、さまざまな切り口で進められており、すでに高い評価を受けている政策も少なくありません。問題となるのは施設を利用したケアサービス。これに関しては場所の確保やスタッフの募集といった問題があるため、なかなか解決は難しいのが現状です。
河内永和駅の周囲から施設を探す場合は、大阪市内の生駒区なども視野に入れながら探したほうが得策かもしれません。高齢者住宅やサービス付き高齢者向け住宅、ケアハウスなどの活用を検討するなら、比較的費用がかからない施設を数多く選べます。ただし、介護付き有料老人ホームなどについては数がまだ不充分な傾向があります。それでも、月額使用料が20万円以内に抑えられる可能性がある施設なら、多少は存在します。できるだけ施設の条件を広めにとって、施設探しをしていくことが推奨されます。