月額10から15万円の予算でも十分に検索可能

大阪市の中央部からやや北東寄りに位置する、大東市。
歴史は古く、平安時代からすでに人や物資の往来が活発に行われてきた記録があります。
その後も、農地として開拓されたり工場が誘致されたりと、たびたび大がかりな産業が導入される舞台となってきました。
現在は、決してスペースの広い都市ではないものの、住民の生活の質を重視した都市計画が実施されており、高齢者にとっても住み心地がよいエリアとして高い評価を集めています。
福祉関係の施設やサービスについても推進の対象となっており、特に介護予防政策については定評があります。
元気に暮らせる高齢者の減少を食い止める目的でスタートした制作でしたが、地道な取り組みが功を奏して、要介護認定率が改善された年もありました。
このほかにも新しい福祉政策が企図されており、近い将来になるとますます手厚いサポートを期待できるようになることでしょう。
狭いエリアということも手伝って、市内にはJRの学研都市線以外に鉄道が通っていません。
しかし近鉄バスや京阪バスが乗り入れており、外出の際に不満を感じることはまずありません。
市内の人口は、2000年前後にピークを迎えました。
その後は、ほぼ横ばいに近い形で推移しており、前年比で若干の回復を見せた年もあります。
しかし長期的には減少していくものと考えられており、10年以上前から警告が発せられています。
2023年の調査では、人口11万7,294人、高齢化率27.5%となっています。
これは、大阪府全体の結果より少し余裕がある数字ですが、少しずつ高齢化のスピードが増していることが明らかになっており、油断できる状態ではありません。
しかし、少子化のスピードについてもじわじわと増していく可能性が指摘されています。
施設関連のケアサービスの需要も、かつてないほど高まっている大東市ですが、老人ホームや高齢者専用住宅の数はエリアの狭さを考えると、わりと高い密度で建てられているといえます(それでも、数はまだ不充分なのですが)。
駅をはじめ、便利な場所からあまり時間をかけなくても行ける施設が大半を占めている点もメリットといえます。
費用については、飛びぬけて安い施設があるわけではありません。
しかし、10万円強~15万円強くらいの月額使用料で入居できる施設なら、見つけることは決して至難の業ではありません。
総合的に見ると、大東市は介護施設を選ぶにあたっては恵まれている自治体に入るでしょう。