大都会に残る、静寂や古風な雰囲気を強く実感できる界隈

実際に出口を離れてあたり一帯を歩き回ると、大阪市にふさわしいオフィス街の風景に出くわすかと思えば、古くから残る民家などが目の前に頻出します。都会ではなかなか遭遇できない物静かな一帯が残っている点は大きな特長となっています。
銅座公園や桃園公園といった散歩の途中に休憩する場所や、空堀商店街といった買い物をマイペースで楽しめる場所があることもまた、谷町六丁目界隈の大きな強みといえそうです。バス乗り場は1ヶ所だけで、路線の本数もごく少数ですが、大阪市営バスの路線を気軽に利用できます。
谷町六丁目駅は、大阪市営地下鉄の路線が2種類乗り入れる駅です。谷町線については、細かいものを合わせると10を軽く超える乗り換え先を有している東梅田駅に近い点がセールスポイントとなりそうです。その反対方面については、天王寺駅が5本以上の乗り換え先と連携しているため、利用する頻度が高まることでしょう。
長堀鶴見緑地船については心斎橋駅と京橋駅が、比較上乗り換え場所が多い駅となっています。心斎橋駅に関しては御堂筋線と四つ橋線に、京橋駅に関してはJRの大阪環状線・片町線・東西線に加えて京阪電鉄の本線に乗り換えるチャンスを持てます。
谷町六丁目駅の利用率には、長期的に安定感があります。長堀鶴見緑地線が開通したのはまだ20年くらい前のことですが、その前後にもあまり大きな変化はなかったといわれています。1日平均の乗降客数は、20年以上の間30000~32000人の間で小さな変化を繰り返すのみ。しかし、2014年には32000人の壁を突破しており、若干の増加傾向のサインとみなす意見が一部にて飛び出しました。
谷町六丁目駅のすぐ近くで介護施設を探そうとすることはかなり至難の業でしょう。谷町六丁目駅の周囲には余分な土地などを手に入れることがきわめて困難だからです。少なくとも1~2キロは離れたところから探す必要があるでしょう。そして施設数がだいぶ豊かになるのは、3~5キロ圏内だと推定されます。
施設のタイプでいちばん多そうなのは住宅型有料老人ホームで、その次がグループホームないし高齢者住宅といったところでしょう。都心部にもかかわらず格安料金を謳っている施設は多い区画です。