大阪では屈指の金融街。常にパワーに満ちています
北浜駅が誕生したのは、今から半世紀以上前のこと。あと数年したら、高度経済成長時代に突入するというタイミングでした。北浜駅の周辺は、俗に「ムラ」と呼ばれています(この通称は、俗に「シマ」と呼ばれる東京都の兜町としばしば並んで使われてきました)。大阪取引所を皮切りに、証券会社の拠点が一極集中しています。西日本では最大規模の金融街となっています。北浜駅はまさに、日本の過去半世紀の経済を動かしてきた人々が日常的に利用してきた駅といえます。北浜駅は土佐堀川の南岸につくられた駅で、船場に接しています。そして中之島公園は目と鼻の先にあります。公園内には、大阪市が運営する東洋陶磁美術館があることで有名です。その一方駅から南側に進むと、製薬関係の企業の拠点がたくさん見られるようになります。北浜駅は、阪神高速1号線などに近い位置に所在しています。特に近くて便利なのは土佐堀通で、この大通りに沿って市営のコミュニティバスが乗り入れる停留所が設置されています。北浜駅は、京阪本線と大阪市営地下鉄の堺筋線が交差する駅です。京阪本線の管内で見ると、隣に天満橋駅があります。この駅は中之島線や大阪市営地下鉄の谷町線と接続しています。その向こうに現れる京橋駅は、大阪環状線・東西線・片町線や地下鉄の長堀鶴見緑地線への乗り継ぎが可能な駅です。堺筋線の管内では5区間離れた動物園前駅が、5種類の乗り換え先があってとりわけ目立つでしょう。北浜駅の利用率は、過去数十年を通して一貫して下降線をたどってきました。京阪本線では、1日あたりの乗客数が2001年とその10年ごとで、およそ3000人近く減少しています。堺筋線では、1995年と2015年を比べると7000人近く減っていることが判明します。北浜駅の所在地は、大阪市内でも飛びぬけて忙しい雰囲気でいっぱいのエリアです。介護施設は、駅から至近距離の範囲にはほぼ見当たりません。とはいえ駅から5分くらい離れると、施設を発見することは可能となるのですが。いずれにしてもこの駅を起点として施設探しをしたいなら、6キロくらい離れたところまでを対象範囲にしたほうがきっと後悔しないでしょう。施設の区分については、高齢者住宅・サービス付き高齢者向け住宅・住宅型有料老人ホーム・グループホームなどが見つかりやすい地域です。土地柄の影響から非常に高額な施設が目立ちますが、駅からの距離や方角によっては意外なほど安い施設に出くわすことがけっこうあります。
































