スポーツ施設の多い長居公園を好きなときに散策できます

駅構内や駅の周辺は、10年くらいの間リニューアル作業などは行われていません。しかし2006年までに数年がかりで行われた工事は、「開かずの踏切」問題を全面的に解消する効果がありました。それ以来、鶴ケ丘駅とその周囲は劇的に移動しやすい地域になったといわれています。
鶴ケ丘駅は、JRの阪和線に所属している駅です。管内では、発着駅である天王寺駅に近い位置にあります。鶴ケ丘駅は、快速列車の類がまったく停車しない駅ですが天王寺駅ではあらゆる種類の列車に乗ることができます。
天王寺駅は乗り換え先の多さでも有名です。JR線だけを見ても、大阪環状線や大和路線が通る駅です。大阪市営地下鉄では御堂筋線や谷町線を使えますし、そのほか近鉄南大阪線や阪堺電気軌道の上町線と接続しています。もっともこの中で御堂筋線については、鶴ケ丘駅と隣接する長居駅で簡単に乗り継ぎ可能です。
鶴ケ丘駅の利用率は、20年近く前からあまり変化していません。1日平均の乗客数は21世紀に入ってからは、4000~5000人の間で不規則な上下を繰り返してきました。ただし2011年や2013年には僅かながら5000人を上回っており、若干の増加傾向がはじまっているという見方も成立しそうです。
鶴ケ丘駅の周囲は、長居公園の広大な敷地を除外すると一般的な市街地として使われてきたスペースがほとんどです。このような土地の使用状況は、シルバー世代のライフスタイルとはよくなじむものですが、まだ介護施設の建設は順調に進んできたとはいえない模様です。
そこで、施設探しをするにあたっては駅から何キロも離れたところまで、最初のうちから軽視せずにじっくりと時間をかけてチェックするようにしたほうが正解でしょう。丁寧に探せば。高齢者住宅やサービス付き高齢者向け住宅、あるいは介護付き有料老人ホームなどを見つけられる機会はあるはずです。