宝山寺および奥の院本堂への参拝客のためにつくられた駅
2010年の夏に、駅舎の改修工事が完了した梅屋敷駅。最近は、プラットホームの上屋が取り払われた状態で運営されています。梅屋敷駅はもともと、宝山寺の参拝客が快適にアクセスできるようにすることを主たる目的として設立された駅でした。実際に駅を出ると参拝道にすぐ出られるようにつくられており、宝山寺駅よりも参拝(特に、奥の院本堂が目的地の場合)が目当ての乗客にとっては利便性が高い駅となっています。梅屋敷駅がある場所は、基本的に山林に覆われている場所です。宝山寺と反対方向に天光寺や清風寺(生駒別院)などがあり、緑深い山に古くから残る寺社仏閣を除くと、人の気配はほとんどありません。もちろん人家が皆無というわけではありませんが、人口密度が非常に低い地域であることに間違いはありません。梅屋敷駅は、近鉄の生駒ケーブル(山上線)の管内にある駅です。この管内には駅の数がわずか4つしかありません。隣接する宝山寺駅で乗り換えて、生駒鋼索線の宝山寺線を経由して鳥居前駅に向かいます。この鳥居前駅から近鉄の各線(奈良線・けいはんな線・生駒線)に乗り継いで、各地を目指すことになります。ちなみに、宝山寺駅は直行列車が停車する駅です。直行列車に乗ると、山上線の終着駅である生駒山上駅までノンストップで目指せます。梅屋敷駅が設置されている土地は、いわゆる集落がある地域からやや離れています。このため駅のすぐ近くにて介護施設を見つけることは非常に難しいことのように思われます。しかし、駅から歩いて10分以内の範囲で運営されている施設は、意外なことかもしれませんが若干数であればわりとあっけなく発見できます。人里とやや距離を置くことで、かえって喧騒に悩まされることがない介護施設の運営が実現するのかもしれません。もちろん、そのような施設が多いわけではありませんし、施設をじっくりと比較したいと思うなら最初から数キロ圏内をじっくりとチェックすることが大切でしょう。また、公営の施設が占める割合が高い地域ですし、人気の高い特別養護老人ホームなどへの入居は簡単ではないことはよく覚えておく必要があります。民営の施設に限ると、このエリアでよく見かける可能性があるタイプは、ケアハウス・介護付き有料老人ホームなどになるだろうと思われます。グループホームや住宅型有料老人ホームなども、少しずつ距離を拡大していくと見つけやすくなるでしょう。





















































