沢渡駅周辺は比較的商店もある。介護付き有料老人ホームは終末期対応

沢渡駅は、長野県伊那市の西春近沢渡に位置するJR東海・JR貨物の「飯田線」の駅。難読駅の一つとされる地上駅です。
開業は1913年。当時は伊那電車軌道の駅でしたが、1943年国鉄の駅となり、1987年にはJR東海・JR貨物の駅に。1996年貨物列車の発着が終了し、2013年に無人の駅となりました。
2面2線のホームには、飯田線の飯田・天竜峡方面行き上り列車と、辰野方面行きの下り列車が停車。快速「みすず」も止まる駅ですが、上下線共に全体の本数は少なく、1時間に0~2本程度しか発着しません。
駅の東には国道153号「三州街道」が南北に走行。隣には天竜川が流れます。駅の西には集落が広がっていますが、民家も密集しておらず、のびのびとした雰囲気。その先には雄大な山々がそびえ、山間部には中央自動車道も走行しています。
自然に溢れた場所ですが、駅は長野県道221号「宮田沢渡線」に面し、駅前は酒屋等が並ぶ小さな商店街となっています。周囲には西春近公民館に併設された伊那市役所西春近支所や、駐在所、金融機関の支店や郵便局、企業の工場、野村陽子植物細密画館等があります。歯科も点在しているのが嬉しいポイントです。
ちなみに、北隣の「下島駅」の東側、153号沿いには飲食店やスーパー、家電量販店等の商業施設が顔を並べるエリアができています。時には足を伸ばすと買物が楽しめます。
駅の周囲には、介護付有料老人ホーム等のシニア向けの住まいも誕生しています。入居時の費用は200万円前後、月額利用料は食費込みで20万円以下。また、24時間介護士常駐による手厚い介護のおかげで、介護度の高い方や終末期の方も安心して生活ができる施設があります。また、定期的な理美容サービスも実施。麻雀や囲碁将棋といった娯楽も豊富ですから、楽しく快適に過ごせるでしょう。
沢渡駅周辺は静かな場所。自然が好きな方におすすめのエリアです。「そろそろ炊事洗濯がきつくなってきたし、施設見学に行ってみるかなぁ…」という方は、一度駅エリアにあるシニア向けの住まいにも足を運んでみていただきたいです。最近はショートステイも用意されており、気軽に活用できます。