田丸城の跡地が、町全体のトレードマークです

志摩半島の北部に位置する、度会郡玉城町。
伊勢市のほか、同じ度会郡の度会郡町や多気郡多気町・明和町に囲まれています。
江戸時代までは、伊勢神宮への参拝を目的とする旅人が身体を休める宿場町として繁栄した歴史を持っています。
町内でいちばんの観光スポットは、県から史跡の指定を受けている田丸城跡でしょう。
町役場が中に建てられており、まさに町全体の象徴です。
南北朝時代に北畠親房・顕信父子に創建されたと伝えられています。
明治維新になってから大部分が取り壊されていますが、今なお石垣や堀といった遺構が保存されています。
現代に入ると、富士見門など城の一部が徐々に再現されるようになりました。
春になると、大量に植樹されている桜が開花するため各地から花見客が集まります。
町内にはたくさんの寺社仏閣が存在します。
2009年に御木曳の祭礼が80年ぶりに再現された田丸神社は中でも有名です。
そのほか、朝日新聞の創刊の大立者である村山龍平の往年の功績を称える記念館が建てられています。
町営の郷土資料館や図書館が内部に併設されている点は、特筆に値するでしょう。
玉城町には、JRの参宮線の駅が1ヵ所設置されています。
鉄道以外の方法でお出かけになりたい場合は、三重交通や三交伊勢志摩交通の路線バスを、また町営の福祉バスをお使いいただけます。
遠方の地を目指す町民はたいていの場合、伊勢自動車道のインターチェンジを通過している模様です。
町内に国道は通っていませんが、県道13号線や169号線など、かなりの数の地方道・一般県道をご利用可能です。
玉城町の人口は、数十年前から一貫して増加が続いています。
1970年の時点では10,000人をわずかに上回る程度でしたが、40年経過するとその1.5倍くらいに成長しました。
現在もなお、人口増加は止まっていません。
町内の高齢化率については、2023年の集計で27.87%という結果が出ました。
玉城町でこれから介護施設へのご入居をお考え中の場合は、サービス付き高齢者向け住宅や介護老人保健施設あたりが比較的発見しやすい状況でしょう。
それ以外では、グループホームや特別養護老人ホームなどを発見できる機会がありそうです。
月額使用料が10~15万円前後の格安の施設から、豪奢な暮らし向きが見込める施設まで、いろいろな種類があります。
お身体に何か異変が起こった場合は、町営の国民健康保険玉城病院をはじめたくさんの医療機関をご利用いただけます。