瀬谷区の中心部を囲むようにグループホームなどが増加しています

駅の周辺は、横浜市瀬谷区の中心エリアとして発展しています。駅舎と一体化している商業ビル「三ツ境ライフ」はそのトレードマークと呼べる存在ですが、近接するように立ち並ぶ数々のビルの繁栄も、訪れる人々の関心を大いに惹きつけています。
区役所をはじめ、行政機関までほぼ同じ地区にたくさん集中している点は、実際に暮らしてみると絶大なメリットであることを実感できることでしょう。発達している駅の常として、バスのロータリーが高い完成度を誇っています。この駅前に乗り入れている事業者は、相鉄バスと神奈川中央交通バスとなります。
三ツ境駅は、相鉄本線の管内にある駅です。この駅を起点として見渡すと、上り方面では二俣川駅、下り方面では大和駅が速やかに、視界に入る乗り換え駅となります。前者では、いずみ野線への乗り換えが可能であり、後者では、小田急江ノ島線への乗り継ぎを実施できます。またこの駅は終着駅である海老名駅に比較的近い位置にあり、海老名駅に接続するJRの相模線や小田急小田原線を利用しやすいという立地上の特典があります。
この駅の利用率は、20世紀の終わり頃と比べると少しスケールダウンしています。それでも2000年代前半には、1日あたりの乗降客数が60000人台を何とかキープできていました。しかし2008年を最後に、この数値は60000人を下回るようになっています。
三ツ境駅の周囲は、とにかく繁華街・オフィス街という傾向が強い土地です。静けさが要求される介護施設が並ぶのにふさわしい環境とは言えないため、施設を探したいなら1キロ以上、できれば数キロ遠ざかる必要が生まれます(バスやタクシーをうまく使えば、この事実はデメリットにはなりませんが)。
しかし、三ツ境駅の近隣はグループホームの宝庫となっており、認知症高齢者を抱える家庭にとっては救世主のようなイメージが形成されつつある模様です。介護付き有料老人ホームの数もなかなかの水準に達しており、本格的な介護サービスを受けながら暮らしたい高齢者には、選択肢がたくさん発生することになるためおすすめです。