銭形平次でおなじみの、野村胡堂の出身地です
明治半ばに開業を果たした日詰駅は、すでに120年を優に超える歴史を持っています。10数年前から業務委託化されていますが、かつては貨物運搬などが熱心に実施されていました。
駅の周辺は、東側と西側でかなり対照的な光景となっています。東側は宅地が集まっていますが、西側は自然豊かな土地のほうが圧倒的に多いです。駅から楽にアクセスできる範囲には、「野村胡堂あらえびす記念館」が建てられています。銭形平次捕物帳で有名な小説家ですが、この地域を代表する有名人です。
日詰駅は、国道4号線や46号線、それから県道111号線に近い駅です。岩手県交通の営業所が歩いて行ける位置にあるため、路線バスが充実しています。数年前まで、この営業所にて路線バスが発着していましたが、今では駅前から乗り降りできます。
日詰駅は、JRの東北本線に所属する駅です。快速列車は停車しないのですが、上り・下りどちらに進んだ場合でも3区間先に快速が停車する駅が現れます。上り方面に進んだときは花巻駅に着きますが、この駅は釜石線への乗り継ぎ地点となっています。
花巻駅の2区間先に出てくる北上駅は、東北新幹線および北上線への乗り換え場所としてよく使われてきました。発着駅である一ノ関駅とは50キロ以上離れていますが、一ノ関駅でも東北新幹線に接続している上に、大船渡線とも接続しています。
日詰駅の利用率は、非常にゆっくりとしたペースですが低下しているといえそうです。今世紀に入ってからの1日あたりの乗客数を計算すると、2004年までは600人を超えていた様子を確認できます。ときどき微増する年はあるものの、2011年以後は550人を超えた年がまったくありません。500人を割り込む年が訪れるのはそう遠い先のことではないかもしれません。
日詰駅がある地域で介護施設をお探しの場合、なるべく広い範囲を検討しておいた方が良いでしょう。施設の軒数や種類は実際にまだ不充分にしか供給されていない模様です。ですので、最初のうちから10~15キロくらいの土地をチェックすることがおすすめです。
グループホームなどは比較的、探しやすいでしょう。なお料金面では、高額な施設はあくまでも少数派。月額使用料が数万~10数万円くらいのところの割合が高いエリアです。


