駅の東側は、雨竜郡妹背牛町の中心市街地です
妹背牛駅が建設されたのは、19世紀末期のことでした。当初の駅の周囲は、イラクサなどが繁茂している土地で人の気配はほぼ皆無だったと記されています。昭和の後半までは、貨物の運搬がさかんに繰り返されており、工場などの操業が熱心に進められていたほか、鉄道官舎などが設置されていたことで有名でした。
バブル経済の最盛期に入る少し前に、駅の周囲は一新されることになりましたが、その後は平穏な宅地として開発されてきました。現在は、駅の東側を中心に町役場をはじめとした公営の施設や金融機関、商店街などが駅の近くに集まっています。しかし駅の西側は、駅の目の前から建物がほとんど存在しません。昔とほぼ変わらないのどかな雰囲気に支配されています。
妹背牛駅は、北海道道47号線・94号線・280号線・282号線などに近接している駅。路線バスについては乗り場が2ヶ所に分散されています。路線の運行元となっているのは北海道中央バスグループと町営のコミュニティバスです。
妹背牛駅は、JRの函館本線に所属する駅です。終着駅である旭川駅に近い位置に所在しています。旭川駅は宗谷本線・石北本線・富良野線への乗り換え地点として利用されています。隣駅である深川駅は、留萌本線への乗り換えが可能な駅。
これらの2駅と反対の方面では、2区間離れた滝川駅が最寄りの乗り継ぎ場所です。滝川駅では根室本線の利用が可能となります。滝川駅から先は、しばらくの間乗り換えは出来ません。しかし岩見沢駅まで行けば、室蘭本線に乗り移ることができます。
妹背牛駅は、職員が常駐しない体制に入って久しいです。利用率は非常に低下しており、1日あたりの乗客数はずいぶん前から100人を切っています。2010年を過ぎてからは、30人前後といった計算結果が出ることが多いようです。
妹背牛駅を起点として介護施設をご検討の場合、何キロも離れた遠隔地まで目を向けるようにしたほうが建設的でしょう。駅から1キロ以内、あるいは2キロ以内で施設を見つけ出すことはむろんできますが、10キロ近く離れたところで満足度の高い生活を送っている高齢者がいることは無視しないほうがよいでしょう。
駅から遠いと不便なことも多少はありますが、入居コストがとても安上がりに(たとえば月額使用料が10万円未満)なるという利点もあります。施設のジャンルについては、グループホームやサービス付き高齢者向け住宅などが主流となっています。








