イベントがさかんに開催される市民会館と函館アリーナの近所です
2007年に、乗り場の一部に対して拡張工事が実施された市民会館前停留場。現在の形で営業を再開して30年ほどになります。もともと100年以上前に創設された歴史のある交通インフラでしたが、一時的に営業が廃止されていたという沿革を持っています。それ以前にも名称が何回か変更されており、波乱に富んだ経緯が印象的です。現在は、函館市民会館および函館アリーナの最寄り停留場として市民に広く親しまれています。特に市民会館は、高齢者を含めた幅広い市民を対象としたイベントが年間を通して絶えず開催されており、文化的な生活を維持するという観点からは欠かせない施設でしょう。函館アリーナは体育・スポーツなどをする場所という役割が強いですが、この場でも何らかのビッグイベントが開催されることがまれにあります。これらを除外すると市民会館前停留場の周囲は目立った施設はありませんが、函館ラ・サール学園や函館大学付属有斗高校などの敷地と近接しています。そのため学校関係者が連れ立って利用する風景がときたま目撃されます。函館市は、高齢化の進行速度が顕著で危機感を持つ市民が増えています。市の行政もその点は痛感しており、介護施策にかなりの予算や人材をつぎ込んできました。あいにくと居宅介護関係のケアサービスなどが目立つかたわら、施設介護に関しては後手に回っているように見られることがたまにあります。もっともこれは、施設の増設が一筋縄に行かない問題であることの格好の証拠だとみなすほうがよいでしょう。実際のところ、老人保健施設や介護療養型医療施設、特別養護老人ホームといった完全に公的な介護施設は、平均してどこも収容人員に余裕がありません。市民会館前停留場のそばで介護施設に入りたいなら、民間の施設を中心的に探していくほうが正解となりそうです。民間の施設についても決して軒数が多いとは言えないのですが、それでも市民会館前停留場の場合は2~3キロくらいの範囲で探すだけでもそれなりの施設数を確保できるはずです。駅から数百メートルというとても便利な範囲にも、若干数なら確認可能です。見つかりやすい施設は主に、サービス付き高齢者向け住宅とグループホームで占められています。そのため、あまり入居コストを徴収されないというメリットがあるでしょう。月額使用料が高くても10数万円でOKということが普通です。これらの施設でサービスを受けながら、特別養護老人ホームなどに入れる機会を待つということもできそうです。
































