道内ではトップレベルの空港の最寄り駅です
新千歳空港は、旧千歳空港では対応できなかった弱点を克服する目的で、昭和末期に建造された空港です。航空機が24時間いつでも離着陸できるという強みは、国内では史上初の快挙でした。この空港専用の最寄り駅として、平成初期に新千歳空港駅が開業しました。
駅と隣接するような形で、エアターミナルホテルや駐車場が設営されています。空港およびその関連の施設を除外すると、この駅の訪問者が利用する施設はほぼありません。駅から東側にまっすぐ進むと、千歳科学技術大学のキャンパスや、それと隣接する美々公園などがありますが、新千歳空港駅を経由して向かうケースはめったにないと思われます。
国道36号線・337号線、北海道道258号線などがそれらのキャンパスや公園に面して延びていますが、これらへの乗り入れやバス・タクシーの利用などは、隣駅である南千歳駅で下車したほうが便利です。
新千歳空港駅は、JRの千歳線の管内(支線)にある駅です。隣接する南千歳駅は、石勝線への乗り換え場所としても重要性が高い駅です。千歳線の本線に入ったら、その後は苫小牧市から札幌市まで広域をストレートに移動できるようになります。
実質的な発着駅である苫小牧駅まで行くと、室蘭本線や日高本線への乗り継ぎが可能です。実質的な終着駅である札幌駅まで行くと、函館本線や札沼線、札幌市営地下鉄の東豊線や南北線への乗り換えが可能となります。
新千歳空港駅は、国際空港の最寄り駅です。このため駅の利用率は年々右肩上がりの成長を続けてきました。1日平均の乗客数を計算すると、世紀の変わり目の前後に10000人を超えたことが判明します。今世紀に入って以後の成長のスピードはゆっくりとしていましたが、2012年に12000人を超えてからは増加の勢いに拍車がかかりました。2015年には15000人を突破したばかりです。
新千歳空港駅の所在地は、介護施設などを建設する場所にはまったく適していません。施設に遭遇するためには、ある程度駅から遠ざかる必要があります。最初のうちは、駅から4キロ以上を目安にチェック作業に打ち込むことをおすすめします。
しばらくの間は6キロ圏内くらいでもよいかもしれませんが、いずれは10キロくらいの範囲を徹底的に探す機会を、最低でも1回は設けたいところです。施設のジャンルについては、高齢者住宅ないしグループホームなどが主流でしょう。月額使用料の相場は、安いところに入りたいのであれば10万前後となります。














