「千歳アウトレット・モール」が目の前にあります
日本の経済が上り調子のころに、「千歳空港駅」として開業した南千歳駅。平成の初めに、新千歳空港が開港したことが原因で、駅名を変更しています。かつての旅客ターミナルビルも、紆余曲折を経て完全に解体されています。
駅がある場所は、空港のための駅だったという事情から人里離れた地域です(といっても、数キロ移動すれば簡単にアプローチできるのですが)。空港の敷地は、駅から見て西側~南側にかけて広がっています(空港の向こうには、自衛隊の駐屯地の敷地が存在します)。その反対方向から出ると、アウトレット・モールなどが目の前に開けています。
南千歳駅は、国道36号線・337号線や北海道道130号線などとへの乗り入れがしやすい状況となっています。バスについては、北海道中央交通グループや北都交通、道南バスやニセコバスなど数社が参加して、たくさんの路線を提供しています。そのほか、最寄りの千歳科学技術大学へ向かうシャトルバスなどが発着しています。
南千歳駅は現在、JRの2路線が交差する駅です。千歳線の管内では、快速エアポートが停車する駅に指定されています。そして、室蘭本線と接続している沼ノ端駅が最寄りの乗り換え場所で、4区間しか離れていません。沼ノ端駅の向こうには、苫小牧駅が登場します。この駅では日高本線への乗り換えができる点が、大きなメリットとなっています。石勝線の管内では、実質的な発着駅という役目を果たしています。隣駅である追分駅で一時下車すると、室蘭本線への乗り換えを実現できます。
南千歳駅の利用率は、以前と比べると大きく下がっていると推定されます。詳細なデータがあまり公表されていないのですが、1日ごとの乗客数は、近年は1500人前後を記録しています(最近は、大きな変化はほとんどおこっていない模様です)。
南千歳駅がある場所は、集落などとはっきりと隔絶された土地です。そのため、駅の近くで介護施設を見つけることは絶対に不可能となっています。しかし、施設を探す上で不便なことばかりだと決めつけることもできません。実際に、駅から2キロ離れるとだんだんと施設が見つけられるようになっていきます。
5キロくらいの範囲で探してもOKですが、できたら10キロくらいの範囲を広々と探し回りたいものです。施設の区分については、グループホーム・高齢者住宅・ケアハウスなどがこの土地の主流を占めています。料金面では、安価な事例がけっこうあります。











